1. 70代、年金は毎月いくら受給している?
まず確認したいのが、老後資金の柱となる毎月の年金額です。厚生労働省の「令和元年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考に、今の70代のひと月の平均受給額を確認しましょう。
1.1 【70代】国民年金の平均年金月額
- 70~74歳:5万6697円
- 75~79歳:5万5922円
1.2 【70代】厚生年金の平均年金月額
- 70~74歳:14万6421円
- 75~79歳:15万1963円
国民年金であれば毎月5万円台、厚生年金であれば毎月15万円台受給しています。一点、注意したいのが年金額の男女差。国民年金は基本的に20歳以上の方が全員加入するものなので、年金額の男女差はそれほどありません。
一方で厚生年金は、会社員や公務員などで加入されていた方が受給できる年金。専業主婦や扶養内でのパートの方は基本的には受給できません。結婚や育児、介護などで離職されたり、扶養内で働かれたりするケースが多い女性の場合、どうしても厚生年金は少なくなりやすいのです。
先程の調査によると、厚生年金の男女別の受給額は以下の通り。
1.3 【厚生年金】平均年金月額
- 男子16万4770円
- 女子10万3159円
平均額:14万4268円
平均は14万円台ですが、その男女差は約6万円あるのですね。女性の場合はこちらの平均額を参考にされるといいでしょう。