結婚や出産を機に、マイホームを購入する方は多いでしょう。マイホームを手に入れるのはうれしいものの、同時にローン返済もはじまります。コロナ禍で先行き不透明ななか、今後もローンを払い続けられるか不安な人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、三井住友信託銀行が設置している三井住友トラスト・資産のミライ研究所の調査結果から、気になる住宅ローン事情を掘り下げていきます。

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1. 20~60代の住宅ローン「8割」が利用経験あり

同調査では、自宅をご自身で購入した方3947人に「住宅購入時のローン利用」を尋ねました。まず、住宅ローンを利用した人の割合をみていきましょう。

出所:三井住友トラスト・資産のミライ研究所「令和の“住まい”と住宅ローン事情~20代の住宅ローンは2割がペアローン?~」(2022年6月)

「住宅ローンの利用経験がある」世帯は全年代で約8割(78.6%)となりました。 特に30歳代の住宅購入は、9割弱(84.0%)が住宅ローンを利用しての購入となっています。やはりローンを組まないと住宅購入は難しいことがわかります。