3. 国家公務員の給与とは
それでは国家公務員の場合はどうなるでしょうか。
人事院による平成31年国家公務員給与等実態調査の結果は下記の通りとなっています。
平成31年4月1日現在の人員は252,809人、平均年齢43.1歳、平均給与月額(俸給及び諸手当の合計)は417,683円であった。
なお、1月16日から4月1日までの間の新規採用者(9,965人)及び再任用職員(13,773人)については、この人員等には含まれていない。
賞与である期末手当は入れずに、平均給与月額を年間にすると約500万円ですから、民間企業の平均給与よりも多くなっています。
国家公務員にも様々な職種があり、俸給表によって分類されています。
ここでは行政職俸給表(一)と行政職俸給表(二)の一般行政事務職の平均給与を確認してみます。
3.1 行政職俸給表(一)の場合
- 職員数:139,782人
- 平均年齢:43.4歳
- 平均経験年数:21.6年
- 平均給与月額:411,123円
3.2 行政職俸給表(二)の場合
- 職員数:2,431人
- 平均年齢:50.9歳
- 平均経験年数:29.8年
- 平均給与月額:329,380円
いずれにしても、賞与が冒頭の4.45ヶ月に引き下げられたと考えても民間の平均給与よりも高くなっており、大企業の給与で均衡をとっていると考えられますが、それでも国家公務員の給与は高めになっているようです。