1. 貯蓄で1800万円超!みんなそんなに持っているの?
総務省は平成30年5月に二人以上の世帯に関して調査をした「家計調査報告」[貯蓄・負債編]の中で貯蓄現在高を発表しています。その中で、2017年の二人以上の世帯における1世帯当たり貯蓄現在高は1812万円としています。
こういうと、「え?!みんなそんなに持っているの?」という声が聞こえてきそうです。しかし、この調査結果はあくまでも「平均値」での話です。
「平均値」は極端に大きな値や小さな値があったりするとそうした一部に過ぎないかもしれない数値に引きずられ全体像が見えにくくなったりすることがあります。そこでデータを小さい順(もしくは大きい順)に並べ、真ん中に位置する数値を取り出す「中央値」を利用することがあります。今回の調査における「中央値」は1016万円になります。