値上げラッシュが続くこの頃。家計に直接打撃を与えるものも多く、どうやって貯蓄をすすめたり、節約をしたりするか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

キャッシュレス決済が普及したことで、これまでよりも様々な場面でポイントが貯まるようになり、「ポイ活」という言葉を耳にすることも増えました。

株式会社アイネット証券の調査によると、「ポイント運用をしてみて、現金での投資や資産運用に興味を持ちましたか?」と質問したところ、4割以上の方が『はい(41.3%)』と回答しています。

ポイント運用で身に付けた知識を活用して、現金での投資や資産運用を行いたい方は多いようです。

また、『以前から興味を持っていた(27.1%)』と回答した方も3割近くに。資産運用のはじめの一歩として、ポイント運用からスタートしている方が一定数いることがわかります。

長引くコロナ禍で先行きが見えない今日。節約や家計の見直しを意識している人が増えていることがうかがえます。

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1. 「年150万円の貯金」を目標に掲げたAさんの挑戦

さて、ここからは、ある人の体験談を紹介しましょう。

Aさんは地方都市在住の主婦。夫と小学生の子ども2人の4人家族です。子どもが学校に行っている間、近所の会社で、月8万円程度のパート勤務をしています。子どもたちが私立の学校に通いたい意思があるようで、数年前から「年150万円の貯金」を目標に掲げていました。これまでは、自分の給料はすべて貯金したうえで、夫のボーナスの何割かを貯金に回す方法で、その金額を達成してきました。

しかし2021年、コロナ禍の影響もあり会社の業績が落ち、夫のボーナス額が従来より半減してしまったとのこと。「今年の目標達成は厳しいかも」と思ったAさんでしたが、すぐに対策を考えました。「収入が減ってしまった分を『節約』や『家計の見直し』で補えるのではないだろうか?」

こうして、Aさんは節約術をいくつか実行し、2021年もなんとか貯金150万円を達成できました。