近年、年金問題が国民に意識される中、皆さんは普段どのようなことを考えるでしょうか。

年金の制度はいろいろ種類があり、知っていないと思わぬ損をしてしまうこともあります。

今回は、年金が減額となる在職老齢年金について紹介します。

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1. 在職老齢年金とはどのような仕組みか

在職老齢年金について、日本年金機構では以下のように説明しています。

「70歳未満の方が会社に就職し厚生年金保険に加入した場合や、70歳以上の方が厚生年金保険の適用事業所にお勤めになった場合には、老齢厚生年金の額と給与や賞与の額(総報酬月額相当額)に応じて、年金の一部または全額が支給停止となる場合があります。これを在職老齢年金といいます」

要するに、年金を受給しながら就労して厚生年金保険に加入した場合、収入額に応じて年金の一部または全部が支給停止になる可能性があるというわけです