コロナ禍の影響を受けアウトドアブームが続く中、キャンピングカーへの注目度が高まっています。

レジャー目的にとどまらず、テレワーク用の書斎や、災害時のシェルターなど、さまざまな用途で活用できるその魅力もしばしば話題となりますね(※編集部注)。

キャンピングカーといっても、国産車から輸入車までさまざま。快適に過ごすためにトイレ付きの車両を選ぶ方もいるでしょう。

しかし通常のトイレとは異なり、キャンピングカーならではのトラブルも発生します。

今回は、キャンピングカーのトイレの種類や、「あるあるトラブル」とその対策について紹介していきます。

【※参考記事】【キャンピングカー3選】車中泊で日本全国を旅する夫婦が推す、バンコン・キャブコン・軽キャンピングカー

キャンピングカー「トイレの種類と汚水処理方法」

キャンピングカーのトイレは洋式で、3つのタイプに分けられます。

  • カセット式トイレ
  • ブラックタンク式トイレ
  • ポータブル式トイレ

それぞれの特徴と汚水処理方法についてみていきましょう。

カセット式トイレ

車体とトイレは固定されていますが、汚水を溜めるタンクが取り外し可能なことから、カセット式トイレと呼ばれています。

車体にトイレルームを設置するため、比較的大きいキャンピングカーである、キャブコンやキャンピングトレーラーに搭載されることが多いです。

独立したトイレルームなので、家のトイレと近い感覚で使用できます。取り外し可能な汚水タンクは自宅に持ち帰り、家庭用トイレで処理します。

ブラックタンク式トイレ

マリントイレとも呼ばれ、カセット式トイレと同様、車内に常設するトイレです。

床下に数十リットルから100リットルの大きなタンクが設置されているため、輸入される大型のキャンピングカーに搭載されています。

床下タンクに溜まった汚水は、排出ホースをつなぎ、キャンプ場や道の駅にあるダンプステーション、自宅の汚水枡で処理します。

ポータブル式トイレ

車体と固定せずに、置くだけで設置できる簡易式のトイレです。

独立したトイレルームを設置できない、バンコンなどで使用されることが多いです。

持ち運び可能なので、使用するタイミング以外は収納できるメリットがあります。

一方で、容量が10リットルほどしかないので、緊急用トイレとして考えると良いでしょう。

カセット式トイレと同じで、タンクに溜まった汚水を家庭用トイレで処理します。

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次では、キャンピングカーのトイレでよく起こる「あるあるトラブル」をご紹介。その対策方法もご説明します。