コロナ禍を追い風として起こった、空前のアウトドアブームの中、キャンピングカーへの注目度は高まっています。

「キャンピングカーを購入したいけど、どのような点に注意して選べばよいか知りたい」そんな方も多いでしょう。

キャンピングカーにはさまざまな種類があり、その特徴も千差万別。「欲しいモデルを絞り込むのが難しい」というお悩みも生まれがちです。

今回は、キャンピングカーの購入前にレンタルして試乗する場合、ぜひチェックしたいポイントをご紹介していきます。愛車選びの参考にしてください。

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【確認ポイント1】目的や用途に合っているか?

キャンピングカーのタイプや特徴はさまざまです。目的や用途に合った車種を選ぶ必要があります。

ちなみに、キャンピングカーを大きく分けると以下の3つのタイプです。

  1. 軽キャン:軽自動車キャンピングカー
  2. バンコン:バンコンバージョン
  3. キャブコン:キャブコンバージョン

3つのタイプ、それぞれの特徴を解説していきましょう。

1.軽キャン(軽自動車キャンピングカー)

軽キャンは、ワゴンやバン、トラックの軽自動車全般をベース車両とするもの。

価格はリーズナブルで維持費を抑えられますが、室内空間に限りがあるため、1人〜2人での利用におすすめです。代表的な車種として、スズキ・エブリイなどが挙げられます。

2.バンコン(バンコンバージョン)

バンコンのベース車両は、普通・小型自動車のバンです。外観は通常のバンと変わらず、一見してキャンピングカーとわかりにくいです。

普通免許で運転が可能で、街乗りで運転しやすく、駐車場も選ぶことなく停められます。代表的な車種として、トヨタ・ハイエースや日産・キャラバンなどが挙げられます。

3.キャブコン(キャブコンバージョン)

小型トラックをベース車両とし、荷台を居住空間に改造したのが「キャブコン」です。

一般的にキャンピングカーと聞いてイメージするのがキャブコンでしょう。レイアウトの自由度が高く、車内で立ち上がって歩くことも可能です。

居住空間を広く確保できますが、重装備のためスピードが出にくく、燃費性能も高いとはいえません。車体も大きく、実用性は低めです。

ベース車両により、乗車定員や就寝人数も異なり、使い勝手や装備できるものも大きく異なります。

まずは、自分に合っているキャンピングカーの種類を選択し、必要な装備等で車両を絞り込んでいきましょう。

トイファクトリー社のバンコンバージョン

写真:瓜田雅和/協力:トイファクトリー

 

次では税金や車検など「キャンピングカーの維持」にかかるコストに目を向けます。