最近のペット事情として、保護犬や保護猫といった言葉をよく聞くようになりました。

かつては、そのような用語はなく、広辞苑にも載っていませんでした。

急に頭角をあらわしてきた保護犬と保護猫ですが、その定義とは、飼われる家がなく、飼い主もいない猫のことです。

または劣悪な環境からレスキューされた犬や猫や、自治体や民間の施設、個人宅などで一時的に保護されて生活している犬や猫のことも「保護犬」「保護猫」と言います。

野良猫は、20年ほど前にホームレス猫とも呼ばれ、やがて地域猫と呼ばれるようになりました。

それでも飼い主のいない猫は多くおり、飼い主を求める猫と飼い主を探す人間がいるのです。

最近では小笠原諸島などの島嶼(とうしょ)から捕獲された猫達が保護猫となって譲渡されていきますが、都市や町中でも飼い主のいない猫が譲渡されています。