コーヒーの味覚にこだわりを持つ人向けのコーヒーチェーン店としても知られるタリーズコーヒー(Tully's Coffee)。日本ではタリーズコーヒージャパン株式会社が運営しており、2006年からは伊藤園の子会社となっています。原料豆は厳選して調達し、国内で丁寧に焙煎するなど、スペシャルティコーヒーショップとして地域社会に根差したコミュニティーカフェを目指しているショップです。

タリーズコーヒーでは、店舗でコーヒーが楽しめるだけでなく、コーヒースクールを開催したり自宅でもコーヒーを楽しめるよう抽出器具やマグカップを販売するなど、さまざまなシーンでコーヒーを味わえる工夫をおこなっています。そのラインナップはドリンク関連にとどまらず、エコバッグや絵本、癒しのグッズなども取り扱われるほど。

そんなタリーズコーヒーで人気のキャラクターといえば「ベアフル®」ではないでしょうか。サイズやカラーも多く、また、ベアフル®のイラストが描かれた商品も展開しています。今回タリーズでは、プチサイズがかわいい「ベアフル® ストロベリー&ハート」の2種類と、マスクとティッシュをしまえる「ベアフル®ポーチ」の販売をスタート。温かみのあるデザインと工夫されたグッズは、ファンたちを中心に話題となっているようです。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けるまで、近年のカフェ人気は続いている状態でした。好業績に合わせるように各社店舗数も拡大する傾向にあったようです。業界動向サーチの「カフェ業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)」によると、タリーズを抱える伊藤園は、3位と業界でも存在感を表しています。

また、伊藤園が2021年12月に発表した「2022年4月期(第57期)第2四半期報告書」によると、タリーズコーヒージャパンのドリンクメニューの中でも、特に人気の高いロイヤルミルクティーをフローズンドリンクに仕上げた「&TEAリスタ アールグレイロイヤル」が好調となるなど順調に推移しました。また、フードメニューは健康志向を取り入れた「タリーズウェルネスデリ」なども人気に。

現在、店舗数は758店舗となっています。それらの結果、飲食関連事業の売上高は140億1100万円となりました。