連休直前の4月27日、大和ハウス工業が最高級住宅ブランド「希(マレ)」を発表しました。東京、大阪、名古屋を中心とした都市部の富裕層向けに設計されており、中には3億円以上する戸建て住宅も存在するのだとか。

コロナで経済が打撃を受けているのに、そんなものが売れるの?と思うかもしれませんが、お金持ちの人たちには、コロナ禍での株高で資産が増えた人すらいる様子。今回は、仕事で富裕層と接する機会のある筆者が見た、お金持ちが普段からやっているお金を呼び寄せる行動を紹介します。

納得できないことには絶対お金を使わない

お金持ちの人たちはお金を有意義に使い、決して無駄遣いしません。こうして聞くと当たり前のことのように思うかもしれませんが、金の使い方へのこだわりが一般人とはちょっと違うのです。

自身も会社を経営した経験があり、現在はある企業の役員として働く50代のAさんは、1億円以上の資産があるにもかかわらずお金の使い方に強いこだわりがありました。とにかく納得しないものには1銭も支払わないのです。

特にAさんは、ATMの時間外手数料のような、条件によっては無料で利用できるにもかかわらず、条件に合致しないと支払わなければいけないお金や、「早いけれど割高」なコストが大嫌いだと言います。

一般人からすると「そんなにお金があるのだから、たった数百円いいじゃないか」と思ってしまいますが、そこは頑として曲げないようです。こうしてお金をこだわって使うのは、経営者としてお金を稼ぐことの大変さを知っているからこそなのでしょう。