無自覚だから厄介!テレワークでの上司のテレハラ

コロナ禍のテレワークで上司のパワハラ、いわゆるテレハラ(テレワーク・ハラスメント)に悩んだ人もいるようです。テレハラに該当する項目の数は意外にたくさんあります。以下の項目に心当たりはありませんか?

  • 勤務時間中は常にWebカメラで監視する
  • 過度な報告義務を課す
  • 即時のレスポンスを要求する
  • 必要以上のWeb会議を設定して拘束する
  • 業務時間外の度重なるメールや電話
  • メールやチャットなどでの暴言
  • サボっていると決めつける
  • Web会議に特定のメンバーを呼ばない
  • Webの接続環境やスキル不足を責め立てる
  • オンライン飲み会への参加を強制する
  • 在宅だからと残業代を支払わない

確かにテレワークでは、コミュニケーション不足には気を配る必要があります。そのために、必要以上に部下を管理し、大きな負担をかけている例は珍しくありません。状況把握は大切ですが、結果的には生産性の低下や業務の停滞を招く可能性は高まってしまうのです。

テレワークではオンとオフの切り替えが難しくなることはご存じの通り。上司がうまく線引きできず、頻繁に連絡したり、仕事を依頼したりすれば、明らかなパワハラ行為といえるでしょう。

まとめ

会社に行きたくないと思う人の多くが原因として挙げる上司の存在。上司を選ぶことは難しいものですが、ダメ上司に困っても他人は変えられないという前提で考えてみましょう。

そして、ストレスが減るように、仕事がしやすい環境になるように最大限工夫してみてください。もちろん無理や我慢のしすぎは禁物です。

また、自分の思わぬ言動でパワハラ/テレハラ認定されないためにも、NG行動を把握して十分注意しておきましょう。

参考資料

【調査概要】

• 調査対象:全国の働く男女
• 調査期間:2020年12月3日~12月4日
• 調査方法:インターネットによる任意回答
• 調査人数:500人(女性329人/男性166人/未回答5人)

尾藤 ちよ子