「ミスド」の愛称で親しまれているミスタードーナツは、創業50周年を迎えるほど長きに渡り多くの人々に親しまれ続けている会社です。日本人にとってなじみのなかったドーナツを身近にしてくれた存在ともいえます。

そんなミスタードーナツの中でも人気シリーズとなっているのが「misdo meets」です。2021年1月8日(金)からスタートした「misdo meets PIERRE MARCOLINI ピエール マルコリーニ コレクション」はすぐさま話題となり、コロナ禍でありながらも連日列ができる盛況ぶりを見せました。発売から約2カ月。当初は3月中旬といわれていた販売期間ですが、地域や店舗によって人気のあまり販売終了しているところも出てきているようです。

そんな「misdo meets PIERRE MARCOLINI ピエール マルコリーニ コレクション」。どのドーナツが特に人気だったのでしょうか。

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日本のミスタードーナツは株式会社ダスキンによって運営されています。国内の店舗数は977ショップとなっており(2020年3月31現在)、ドーナツチェーンといえばミスタードーナツといっていいほどのシェアを誇っています。

株式会社ダスキンが2021年2月に発表した「2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」によりますと、ミスタードーナツが属するダスキン内の「フードグループ」全体の売上高は、前年同期から13億100万円(4.7%)減少、263億7700万円となったそうです。営業利益も6億8100万円(55.5%)減少し5億4500万円という結果に。

ミスタードーナツでは「ミスドゴハン」の強化をはかっているそうですが、コロナ禍によるイートインの売上の減少が大きかったことや、稼働店舗数が減少したことなどが影響し苦戦が続いているようです。

ただ、テイクアウトについては持ち帰りの需要増に伴う客数増加に加え、買い上げ個数の増加によりお客様単価も上昇し売上は増加しているとのこと。50周年アンバサダー菅田将暉さんによる数量限定のスペシャルテイクアウトBOXがテイクアウト売上の増加に寄与するなど、独自の戦略を進めています。また、2021年1月から期間限定で始まった「ピエール マルコリーニ(PIERRE MARCOLINI)」と共同開発した「misdo meets PIERRE MARCOLINI ピエール マルコリーニ コレクション」は、発売から約2カ月たった今も大人気となるなど、好評のようです。