筆者はネットオークション歴17年、フリマ歴6年です。これまで出品した品数は、軽く1万点は超えています。もちろん全部売れたわけではありません。勝率でいうと、おそらく7割程度かと。

出品する時点で「売れるか微妙だな〜」と思う物もありますが、「これは絶対売れるだろう」と自信満々の物もあります。でもこれだけ自信があっても、結局売れずに処分した物も。今回の記事では、そんなちょっと悲しいアイテムを紹介していきます。

日本全国でたった1人「欲しい!」と手をあげてくれる人がいればいいのに…

フリマアプリやネットオークションの市場は、日本全国です。その中でたった1人が「これはいいね。欲しいね。買うよ」と思ってくれれば購入につながります。決して薄利多売の仕組みではなくて、基本的には1人の人が買ってくれればいいわけです。

でもその1人が出てきてくれないことがあるのは事実。一般的には値段が高かったり、状態が悪い、送料がかかるなどの理由がありますが、個別の商品にフォーカスすると色々な事情が見えてきます。

売れるぞ!と思って出品したのに売れなかったアイテム

○周年など、記念のアイテム

例えばテーマパークだったり、ブランド設立20周年などで記念のグッズが販売されることがあります。筆者も3,000円程度で購入したマグカップを持っていたのですが、ずっと使わなかったので売ることにしました。「これは記念のアイテムだから、きっと売れるぞ〜」と思って購入価格と同じ3,000円で出品したのですが、いまいち反応がありません。そこから値段を下げて2,500円、2,000円、そして1,500円に。

それでも一向に「いいね」がつきません。マグカップなので配送方法は宅急便かゆうパックです。メルカリに出品したので、宅急便の60サイズだと送料が700円かかるので、極端な値下げは無理。捨てるよりはいいかなと思って1,200円まで下げたのですが、やはり動きがありませんでした。ファンが多いと張り切っていたのですが、このような記念のグッズならばファンはすでに持っているのだと思いました。自分がファンだったら、発売された時点で買うよな〜。そんなことを考えたアイテムです。

地元の高校の過去問

昨年娘が高校受験だったので、高校の過去問を買いました。それを出品したのですが売れず…。タイミングとしては秋口だったので悪くないのですが、塾や学校で過去問が配られてしまう、兄弟が持っているなどの理由が考えられます。

実際、娘も兄が使っていた問題集を使っていました。ローカルすぎるとユーザーが限られてしまうので売れにくいのも理由の1つでしょう。逆に「中学校3年間を1冊で」のような一般的な問題集はすぐ売れました。