サントリー食品インターナショナル、通期は減収減益も「伊右衛門」は大リニューアルで大きく成長

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2021年2月9日に行われた、サントリー食品インターナショナル株式会社2020年12月期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。

スピーカー:サントリー食品インターナショナル株式会社 代表取締役社長 齋藤和弘 氏
サントリー食品インターナショナル株式会社 常務執行役員 経営企画本部長 三野隆之 氏

2020年12月期決算説明会

齋藤和弘氏:齋藤でございます。本日はお忙しい中お時間をいただきまして誠にありがとうございます。まずはじめに、世界中に残念ですけれども再び感染が拡大しております新型コロナウイルス感染症に罹患されたみなさま、および関係者のみなさまに心よりお見舞いを申し上げたいと思います。

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また、あらためまして、感染拡大防止に向け努力をいただいておりますみなさま、診断や治療にあたられている医療関係のみなさまに心からの深甚なる敬意を表したいと思います。

本日は私から2020年度の業績を報告し、その後、新たに策定いたしました中期経営戦略および中期経営計画、2021年度の業績予想についてご説明を申し上げます。

2020年度業績ハイライト(IFRS)

4ページをご覧ください。まず2020年度の業績についてご説明をいたします。売上収益はご覧のとおり1兆1,781億円。非経常的な要因も含めて計算しました営業利益は962億円。お伝えしていた営業利益の修正業績予想を上回るという結果となりました。

この1年はご存知のとおり事業環境がかなり大きく変化する中、我々の商品を生活必需品の1つとして位置付けまして、お客さま、お得意先さまに商品をお届けし続けるということを最優先として、従業員と家族の安全・安心をもちろんこれは守りながら使命感を持って活動してまいりました。

また、お客さまの行動・嗜好の変化がかなり目まぐるしく起こる中、特に主要ブランドに活動を集中した結果、多くの国で競合に対して優位なポジションを獲得しました。キャッシュもこの環境の中ではしっかり創出することができ、2020年は当社のビジネスの基礎体力を確認することができた年と言えるかと思います。

この環境の中やるべきことをやり切った1年でもあり、課題もさらに明確となった1年でもありました。2021年は次なる成長に向けて徹底的に攻めてまいります。なお、期末配当は従来予想どおり39円とし、年間で78円の配当を予定いたしております。

コロナ禍の学び

5ページをご覧ください。このページでは、このコロナ禍で何を学んだのかということについて少し触れさせていただきます。

まず1つは定番ブランドの強さであります。長年にわたりご愛顧いただいているブランドの消費の底堅さというものは世界中で見ることができました。品質に対する絶対的な信頼感というのがこういう状況ではいかに重要なのかということを再認識した次第であります。後ほど、コアブランドイノベーションというかたちで、これらブランドについて少し詳しく触れたいと思います。

次に、人間は左脳だけで生きているのではないなということであります。右脳も重要だということになります。健康的な商品やサービスはもちろん伸長いたしました。健康意識が高まるということですからそうなります。

ただし、日常生活や仕事の環境が大きく変わりますので、ストレス対応・抗ストレス・リフレッシュを目的としたエナジー飲料や炭酸、コーヒーカテゴリーの伸びもこれもまた顕著でございます。

今後も人の往来が引き続き制限されるとするならば、右脳需要に対しても迅速に攻めてまいりたいと考えております。もちろん、eコマースの拡大、環境意識の高まりなど、従来の傾向がコロナ禍によってさらに加速されたということも大きな変化でございました。

コロナ禍の学び −定番ブランドの強さ

次のページをご覧ください。ここでは少し、定番ブランドの強さについて紹介いたします。日本ではこういう環境の中でありましたが、「伊右衛門」を4月に大リニューアルしまして、大きく成長させることができました。

また、海外市場では、ベトナムの「TEA +」、これはウーロン茶ベースの健康茶でありますが、オセアニアのエナジードリンク「V」、フランスを中心とした欧州の「Schweppes」においても市場を上回る成長を果たすことができております。

定番ブランドがなぜ定番でいられるのかということでありますが、その鍵は実はイノベーションであります。イノベーションと申しますと、どうしても新しいカテゴリー、今までなかったものをつくるというイメージがやや強い傾向がありますけれども、我々はコアブランドイノベーション、こう呼んでいます。

刻々変化いたしますお客さまに、十年一日の商品では絶対に定番でいられません。常に最新の技術をまず定番ブランドに投入し、お客さまに寄り添うことが日常商品の世界では最も重要であると確信をいたしております。これからも私たちはこのイノベーション、コアブランドイノベーションで我々の中心ブランドを磨き続けてまいります。

中期経営戦略

8ページをご覧ください。次に当社の経営方針についてご説明いたします。中期経営戦略については、コロナの影響にかかわらず変えておりません。2030年売上2.5兆円を目指すという基本的な方針、引き続き、売上成長以上の利益成長を目指すという基本的な方針、2つとも変えておりません。

戦略の柱

9ページをご覧いただきます。この中期経営戦略の柱についてご説明します。成長戦略に関しましては、「First Mover」と「Game Changer」を引き続き戦略の柱といたします。まず「First Mover」、これは「先手をとる」ということでありますが、さらにオーガニックな成長を実現するために、先ほど申しましたコアブランドイノベーションと新カテゴリーの創造、これを併せて行うことで成長を続けてまいります。

「Game Changer」、「土俵を変える」ということに関しましては、非連続的な成長に向けて新市場、あるいは新しい飲料ビジネスモデルの開発を行って、M&Aについても積極的に推進してまいります。それらの成長を支えるための取り組みということで、2つ。センターオブエクセレンスおよびDXの推進ということになろうかと思います。そして新たにアジアパシフィックリージョンを設立いたしました。

構造改革につきましては、以前からの課題であります日本の自販機改革と、欧州、特にスペイン・イベリアの業務用ビジネスの2つを一気に加速してまいります。今年はこの2つの重要な構造改革にとりまして、最重要なフェーズを迎える年であるということで取り組んでまいります。

戦略の柱① コアブランド イノベーション

10ページをご覧ください。次に、先ほど触れましたコアブランドイノベーション、どんなブランドなんだということで、ここでご説明します。

今年も引き続きということでありますが、国内「サントリー天然水」以下、海外「BRAND’S」と書いてありますが、これらのブランドに集中したコアブランドイノベーションを行いますが、商品そのものの進化というのはもちろんなんですけれども、それだけではなくて、コミュニケーションの手法も含めて革新したいブランドを進化させていくということでございます。

また、各市場におきまして、新カテゴリーの創造も実施してまいります。まず「BOSS」ブランドの海外展開、これをまずどんどん進めていくということと、RTDコーヒーカテゴリーを創造してまいります。さらに、海外でのノンアルコールRTD展開についても積極的に進めてまいりたいと思います。

戦略の柱② センター オブ エクセレンスとDXの推進

11ページをご覧ください。戦略を支えるためのセンターオブエクセレンスとDXについてご説明を少し詳しくいたします。まず、左の逆三角形の図をご覧ください。1番上のところに「お客さま」すなわち市場がございます。

ここを起点としまして、その下に「BU」ビジネスユニットと書いてありますが、我々では各国のビジネスを意味しておりますが、そこがお客さまの変化に即応するというかたちで対応しますので、そこに我々のリソースを注ぎ込んでいくというふうに理解していただければと思います。

そのために、各リージョンではそれぞれの得意技でありますセンターオブエクセレンスを相互に流通させ、どんどん前線に送り込むというイメージでございます。例で挙げますと、先ほどのコアブランドイノベーションの考え方で言いますと、これは日本事業でありますし、レベニューグロースマネジメント(以下、RGM)が得意なのは欧州であったり、北米であったりします。

ルートトゥマーケットで言いますと、APACにおきまして、これはなかなか蓄積したノウハウがあるということでございます。これを交互に流通させてグループ全体で取り組んでいくというのがセンターオブエクセレンスの考え方ということになります。

このセンターオブエクセレンスにつきましては、もう1点。本社にございますこういった機能も今回成長の起点でありますAPACのところに移転させて、併せてそこからリードしていくというかたちに変えてまいりたいということで進めております。

次にDXですが、これまでもAIによる需要予測とオペレーション効率化とか、販促効果/効率の高度データ分析とかやってきたわけですけれども、今後はこのセンターオブエクセレンスを支えていくためのDXということで、しっかり投資をしていくということであります。いわば、「真の現場主義」ということが、この左の三角形の図でありまして、それを徹底させていくのが重要な方向性であります。

戦略の柱③ アジア パシフィックリージョン(APAC)の新設

次にまいります。今触れましたアジアパシフィックリージョンの新設についてご説明します。上から2番目に「APAC」と書いてありますが、アジア・オセアニアを統合して成長ドライバーとして「SBF APAC」を新設しました。

APACでは、SBF全体の成長ドライバーでありますし、またサントリーブランドの拡大と新カテゴリーの創造も行い、かつ、先ほどのセンターオブエクセレンスの大きな起点として機能します。ここには持続的に2桁の成長というものを目指していくということになると思います。

日本は1番大きなリージョンとして引き続き市場を上回る成長を継続すること、それと世界のイノベーションドライバーとしての起点の役割も担ってまいります。

欧州は「Schweppes」や「Oasis」のコアブランドイノベーション、およびイベリアのビジネスの構造改革、それを加速させて利益率をしっかりとっていくというところに進めてまいりたいと思います。

米国では、センターオブエクセレンスの1つであるRGMの起点として全社に貢献するとともに、特に伸長しておりますエナジー飲料市場で成長を勝ち取りたいと考えております。

多様な⼈材を要した強固なマネジメント体制

次のページをご覧ください。新たなマネジメント体制でございます。これはもちろん、3月の株主総会と取締役会で正式に承認されることが前提になりますが、アジアパシフィック、欧州の各リージョンCEOを新たに取締役に起用いたします。

現場で起こっている事実に基づいて活発な議論を行う、より迅速な意思決定を行うということが狙いであります。ご覧の専門知識と経験を有した多彩な人材を擁し、より強固なマネジメント体制にしてまいりたいと存じます。

サステナビリティへの取組み

次のページをご覧ください。これはサステナビリティの取り組みについて触れさせていただきます。まず、プラスチックについては、2030年までにグローバルで使用するすべてのペットボトルの素材をリサイクル素材と植物由来素材に100パーセント切り替え、化石由来原料の新規使用ゼロの実現を目指します。

日本におきましては、2025年の目標といたしておりました、日本でのサステナブル化50パーセントを2022年達成へ前倒しいたします。CO2では2050年までにバリューチェーン全体で温室効果ガス排出の実質ゼロを目指してまいります。

最後に、我が社の理念の1つであります「水」ですが、サントリーグループ「水理念」に掲げる活動をグループ全体で推進し、2030年までに自社工場での水使用量をグローバル原単位で15パーセント削減してまいりたいと思います。

中期経営計画(2021−2023)

次のページをご覧ください。中期経営計画でございます。2021年から2023年の3ヶ年中期経営計画についてご説明します。2020年を起点としまして、オーガニック成長については、売上収益は平均年率1桁台半ばの成長、営業利益は平均年率10パーセント以上の成長、2023年には営業利益率10パーセント以上を目指したいと思います。なお、2022年には、2019年実績を売上収益、営業利益ともに超えることを目指し、取り組んでまいります。

成長投資については、M&Aに重点を置きます。最大でネットD/Eレシオ1倍を投資上限目安とし、足元では2,000億円から3,000億円の規模を投資枠として設定いたしたいと思います。また、株主還元に関しましても、状況に応じ、機動的に対応してまいりたいと考えております。

2021年度業績予想(IFRS)

次に2021年度の業績予想についてご説明いたします。17ページをご覧ください。2021年度の業績予想でありますが、テーマとしては「Agile Transformation、変革を迅速に」であります。2020年に確信した当社の強み、基礎体力を生かして、躊躇せずに攻めてまいります。

具体的には、先ほどから何度も述べておりますが、コアブランドへの投資をしっかりと行い、売上収益の成長を推進するとともに、構造改革を加速させてまいります。

売上収益は1兆2,600億円、為替中立で6.2パーセントの増、既存事業ベースの営業利益は1,060億円、為替中立で5.9パーセントの増、非経常的な要因も含めて計算した営業利益は1,050億円、為替中立で7.9パーセント増の計画であります。

また、親会社の所有者に帰属する当期利益は605億円、為替中立で14.7パーセント増であります。なお、配当は前年同額の年間78円を予定いたしております。私からの説明は以上でございます。引き続き、三野から決算の補足について説明をさせていただきます。

2020年度実績(IFRS)(セグメント別)

三野隆之氏:三野です。では私から、補足説明をさせていただきます。2020年度の業績についてご説明をいたします。20ページをご覧くださいませ。

セグメント別の業績です。以降、為替中立で説明をいたします。第4四半期も引き続き新型コロナウイルス感染症の影響を受けましたが、コアブランド集中活動、コストマネジメントの徹底等により、年間において既存事業ベースの営業利益では欧州を除く全リージョンで修正予想を上回りました。

年間ベースでは、売上収益はオセアニアと米州で増収、セグメント利益はアジア・オセアニア・米州で増益となりました。次ページよりセグメントごとのご説明をいたします。

【日本】2020年度 実績

21ページをご覧ください。日本です。売上収益は6,330億円、営業利益370億円。2020年の飲料市場は3月後半からの自粛要請、最需要期である7月の長梅雨、10月以降の感染者数再拡大の影響を受け、販売数量は前年比93パーセントと推定。

そのような状況下、コアブランドに活動を注力。特に、「伊右衛門」は緊急事態宣言直後の一番難しいタイミングで、発売以来最大となるリニューアルを行い、大きく伸長。全体として販売数量は前年比96パーセントとなり、市場を上回るとともに過去最高シェアを達成いたしました。

売上収益は、スーパーチャネルが伸長した一方で、自販機・コンビニチャネルが減少したことによるチャネル構成のマイナス影響を受けました。営業利益はさまざまなコストを徹底的に見直したことで減益幅を抑え、修正予想を上回る結果となりました。

【欧州】2020年度 実績

22ページをご覧ください。欧州です。売上収益は1,900億円、営業利益は272億円。主要各国において4月と直近の冬場にロックダウンが実施されたことが大きく影響いたしました。特に、スペインの業務用市場が大きく減速いたしました。

しかしながら、コアブランド 、中でも「Schweppes」「Lucozade Energy」への集中活動、マーケティング費用の効率化が寄与し、減益幅を最小限に抑制いたしました。

フランスは、「Orangina」および「Oasis」が、最盛期の夏には市場・前年を大きく上回り、ブランド力の強さを示すことができました。英国は、「Lucozade Energy」が堅調に推移し、前年を超えました。スペインは、「Schweppes」が家庭用で健闘。業務用では厳しい状況が続く中、構造改革をスピードを上げて取り組みました。

【アジア】2020年度 実績

23ページをご覧ください。アジアです。売上収益は2,120億円、営業利益は279億円。他エリア同様にコロナの影響を受けましたが、コアブランドへの集中活動により、ベトナム・タイにおいて市場を上回る結果を残すことができました。原材料市況改善が寄与し、コストマネジメントも徹底した結果、営業利益は前年を上回りました。

ベトナム飲料事業は、市場減速の影響が大きい中、ポートフォリオの強みを生かし、特に健康ニーズを捉えた「TEA +」が大きく前年を超えました。タイ飲料事業は、砂糖税増税に伴う価格・容器戦略や、低糖ポートフォリオの拡充が奏功。

健康食品事業は、「BRAND’S Essence of Chicken」が継続的な活動強化に加え、タイにおける流通改革実施により、足元で販売トレンドが再び上向いております。

【オセアニア・米州】2020年度 実績

24ページをご覧ください。最後に、オセアニアと米州です。オセアニアは、売上収益は530億円、営業利益は65億円。売上収益はフルコアサントリーにおいて、コアブランドであるエナジードリンク「V」が好調に推移、前年から大きく伸長いたしました。セグメント利益は、売上増等が寄与し、増収増益を達成いたしました。

米州は売上収益901億円、営業利益91億円。売上収益はペプシ・ボトリング・ベンチャーズ(以下、PBV)社において、家庭用の活動強化が奏功し、炭酸・非炭酸カテゴリーともに大きく伸長いたしました。セグメント利益は、コストマネジメントも寄与し、増収増益を達成いたしました。

2021年度業績予想(IFRS)(セグメント別)

次に2021年度の業績予想についてご説明をいたします。26ページをご覧ください。2021年度は、すべてのセグメントにおきまして増収増益を計画しております。次ページ以降でセグメント別ごとにご説明をいたします。

【日本】2021年度業績予想

27ページをご覧ください。日本です。2021年、飲料総市場の販売数量は、2パーセント増と推定される中、当社はそれを上回る4パーセント増、2019年水準まで戻す計画です。

売上収益は、自販機・コンビニチャネルの厳しさが残ると想定される中、引き続きコアブランドの「サントリー天然水」「BOSS」「伊右衛門」「特茶」を代表とする健康茶に集中投資することに加え、自販機ビジネスの革新をさらに加速させることにより3.3パーセント増の6,540億円を計画しております。

営業利益は、コアブランドへしっかり投資するとともに、自販機ビジネスの構造革新、サプライチェーンコスト削減など、コスト革新をさらに推し進めることで10.9パーセント増の410億円を目指します。次に重点事業戦略についてご説明をいたします。

【日本】重点事業戦略

28ページをご覧ください。2021年は3つの重点戦略を掲げ、取り組んでまいります。まず、自販機事業のビジネスモデル革新です。「機材大型化」や「AIを活用したコラミング」等の取り組みを強化し、1台あたり・1ロケーションあたりの収益力を上げてまいります。

また、無線活用によるルート最適化など、オペレーション効率の向上にも引き続き取り組んでまいります。ジャパンビバレッジ社の販社統合等による組織効率化も実施、生産性、収益性の向上を目指してまいります。

次に、コアブランドの成長を加速です。先ほどより申し上げておりますが、「サントリー天然水」「BOSS」「伊右衛門」、中でも「CRAFT BOSS」は、主力のコーヒーシリーズで販売5年目の大刷新を図ります。さらに、健康茶の中心となる「特茶」では、日常生活を楽しみながら健康行動を習慣化していくという新たなライフスタイルに対応したマーケティング活動を展開いたします。

最後に、SCMの構造革新です。今年は、天然水北アルプス信濃の森工場が稼働いたします。新しい生産体制の下、さらなる効率化を図ってまいります。引き続きテクノロジーの活用や包材の軽量化など、コスト削減にも取り組んでまいります。

【APAC】2021年度業績予想

29ページをご覧ください。次に、新設いたしましたアジアパシフィックリージョンです。2021年は、特にアジアにおいては2桁以上の成長を計画するなど、成長に投資をする1年と位置付けます。

売上収益は、リージョン全体でコアブランドへの集中投資、特に「TEA +」「BRAND’S」「V」「Sting」等に注力していくとともに、需要拡大を見据えたノンアルコールRTD展開による新カテゴリー創造により、9.6パーセント増の2,920億円を計画しております。

営業利益は、積極的なマーケティング投資を行う計画の中、飲料・健康食品の連携によるシナジー創出、リージョン全体でのコストマネジメントの継続により7.1パーセント増の370億円を目指します。

【APAC】主要国における2021年取り組み

30ページをご覧ください。ベトナムでは、「TEA +」「Sting」のさらなる成長を目指します。タイでは、さらなる砂糖税の段階的な増税を見据え、「Pepsi」ブランドの低糖・無糖商品のマーケティング強化を図るとともに、「TEA +」再参入に向けて投資を強化、高まる消費者の健康ニーズに応えてまいります。

健康食品は、「BRAND’S」ブランドの活性化に注力。特に「Essence of Chicken」のイノベーションを図り、今年は2桁成長を目指します。

フルコアサントリー社は、好調なエナジーカテゴリーにおいて、「V」ブランドのさらなる成長に向けた投資を継続いたします。また、ポテンシャルの高い「BOSS」ブランドに積極的に投資をしてまいります。

【欧州】2021年度業績予想

31ページをご覧ください。次に欧州です。売上収益は、コアブランドイノベーション加速による売上成長を目指し、特に欧州全体においては「Schweppes」の拡大に取り組み、12.3パーセント増の2,220億円を計画しております。

営業利益は、積極的なブランド投資とともにコストマネジメントの徹底と、スペインを中心とした業務用ビジネスの構造改革の推進により11.2パーセント増の315億円を目指します。

【欧州】主要国における2021年取り組み

32ページをご覧ください。フランスは、「Oasis」ブランドの再活性化に引き続き取り組むとともに、「Orangina」のマーケティング強化を徹底し、売上・利益の最大化を目指します。英国は、「Lucozade Energy」の好調なモメンタムを維持するとともに、「Lucozade Sport」において幅広いスポーツオケージョンでの需要喚起を継続いたします。

スペインは、欧州全体での「Schweppes」コアブランドイノベーションとともに、新たな飲用オケージョンに即したマーケティング施策を実行します。加えて、営業体制、販促費投入等の抜本的な見直しを加速させ、業務用の構造改革を推進します。

【米州】2021年度業績予想

33ページをご覧ください。最後、米州でございます。PBV社でございますが、炭酸カテゴリーの「Pepsi」「Mtn.Dew」の活動を強化するとともに、伸びゆくエナジーカテゴリーへの取り組み強化、「Orangina」のライセンス切り替えに伴う再注力、RGMの強化により、売上収益は2.8パーセント増の920億円、営業利益は2.9パーセント増の93億円を目指します。私からの報告は以上でございます。

記事提供:ログミーファイナンス

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