日清オイリオグループ、コロナによる内食需要の好影響を受けるも業務用商品販売減で上期売上高は3.6%減

2020年11月17日に行われた、日清オイリオグループ株式会社2021年3月期第2四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。

スピーカー:日清オイリオグループ株式会社 代表取締役社長 久野貴久 氏
日清オイリオグループ株式会社 財務部長 川邊修 氏

2021年3月期第2四半期決算説明会

久野貴久氏:代表取締役社長の久野でございます。はじめに、新型コロナウイルス感染症に罹患された方々ならびに感染拡大によりさまざまな影響を受けている方々に、心よりお見舞いを申し上げます。また、このような過酷な環境下で、国内外で献身的にご尽力してくださっているみなさまに対しまして、あらためて敬意を表するとともに、感謝申し上げます。

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本日でございますが、新型コロナウイルスの感染防止対策の観点から、電話会議にて実施させていただいております。何卒ご理解のほどお願い申し上げます。それでは最初に、2020年度第2四半期決算概要について、財務部長の川邊よりご説明申し上げます。

決算概要

川邊修氏:川邊でございます。さっそくではございますが、私から2020年度第2四半期決算の概要および今後の見通しにつきましてご説明申し上げます。

はじめに、4ページの2020年度第2四半期の決算概要についてご説明いたします。2020年度第2四半期における連結業績は、売上高1,616億1,300万円、営業利益78億6,700万円、経常利益79億6,100万円、親会社株主に帰属する四半期純利益55億7,000万円となりました。

売上高については、内食需要の高まりによるホームユース商品をはじめ、各セグメントにおける付加価値品の販売増加があったものの、新型コロナウイルス感染症の影響による業務用商品の販売減少の影響が大きく、前年同期を下回りました。

一方で、利益面においては、販売数量の減少や物流費単価上昇に伴う減益要因があったものの、コストに見合った適正価格での販売や付加価値品の販売拡大に取り組み、また、パーム油取引の時価評価益の影響もあり、各段階の利益は前年同期を上回りました。

海外売上高についても、前年同期比で減収となりましたが、売上高に占める構成比は若干増加した17.5パーセントとなりました。

セグメント別実績

セグメント別の売上高、営業利益の内訳は、5ページに記載のとおりです。セグメントごとの営業利益の増減要因につきましては、次の6ページにてご説明させていただきます。

セグメント情報:営業利益の増減要因 (対前年同期比)

2020年度上期の営業利益は、前年対比約2億円の増益となりました。油脂・油糧および加工食品セグメントでは、新型コロナウイルス感染症の影響による内食需要の高まりを背景としたホームユース商品や付加価値品の販売増加があったものの、外食需要の減少に伴う業務用商品の販売減少の影響が大きく、販売数量要因として前年同期比で2億5,000万円の減益となりました。

一方で、コストに見合った適正価格での販売や、原価および販管費等の減少により、セグメントトータルとして9億円の増益となりました。

加工油脂セグメントでは、マレーシアのISF社において、欧州向けの付加価値品の販売減少による減益要因があったものの、パーム油取引の時価評価の戻り益があったことなどから、海外全体の加工油脂セグメントは2億円の増益となりました。

一方、国内については、土産菓子需要の減少などにより5億5,000万円の減益となりました。

ファインケミカルセグメントでは、MCTなどの付加価値品やアルコール製剤の販売が増加しましたが、新型コロナウイルス感染症の影響による化粧品原料の販売減少の影響が大きく、前年同期比で1億円の減益となりました。

セグメント情報:増減要因の内訳

各セグメントにおける営業利益の増減要因の詳細につきましては、7ページに記載のとおりでございます。

2020年度決算見通し

続きまして、8ページの2020年度の業績見通しについてご説明いたします。2020年度の業績見通しにつきまして、売上高は5月発表時の当初計画と変わらず3,200億円ですが、営業利益は当初計画から11億円増益方向に見直し115億円とし、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益についても同様に上方修正いたしました。

この通期の業績見通しの修正の背景といたしましては、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響が、年度内にわたって続く見通しであることに変更はありませんが、主に国内油脂事業におけるホームユースおよび業務用商品の販売数量が当初の想定を上回るとともに、付加価値品の販売が増加する見通しであることから、営業利益は当初の計画値を上回る見込みとなりました。

一方で、売上高については、新型コロナウイルス感染症の影響により子会社の減収などが見込まれるものの、国内油脂事業における増収等により変更はない見込みです。

2020年度セグメント別見通し

売上高、営業利益のセグメント別内訳は、9ページに記載のとおりです。営業利益ベースで前年比16億3,300万円の減少を見込んでおり、この主な増減要因について次の10ページでご説明させていただきます。

セグメント情報:営業利益の増減要因 通期見通し(対前年比)

油脂・油糧および加工食品セグメントについては、主に業務用における販売減少と原料相場高騰による搾油採算の悪化などから、前年比で3億5,000万円の減少を見込んでおります。

加工油脂セグメントでは、海外で欧州向けの付加価値品の販売減少があるものの、ISF社のパーム油の時価評価の戻り益などにより、6億円の増加を見込んでおります。

一方で、国内については、土産菓子の需要低迷などによる影響で8億円の減少を見込んでおり、セグメントトータルでは2億円の減少を見込んでおります。ファインケミカルセグメントでは、化粧品原料の販売減少により7億円の悪化を見込んでおります。

なお、この業績見通しは、現時点での入手可能な情報に基づいて作成しており、今後の状況変化により重大な影響が見込まれる場合は、速やかに開示をいたします。

以上で、私からの決算の説明を終わらせていただきます。

記事提供:ログミーファイナンス

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