結婚をして子どもが生まれると、その子のために貯金をスタートする夫婦も多いことでしょう。特に子どもの教育費は金額も大きいので、長い時間をかけてコツコツ貯めていくことになりそうです。そこで今回は、子どもの教育費への不安や実際の貯金額について、㈱インタースペースが行なった「子どもの教育費と児童手当に関する実態調査」をもとにして見ていきます。

子どもの教育費で不安を抱えるママは8割以上

㈱インタースペースが運営する「ママスタまなび」では、「子どもの教育費と児童手当に関する実態調査」を行いました。まず子どもの教育費に不安があるか?と質問をしたところ、「非常に不安を感じる」が34.0%、「やや不安を感じる」が51.9%で、85.9%のママたちが不安に感じていることがわかりました。

子どもの教育費について不安を感じるか(出典:㈱インタースペースの調査より)

子どもの教育費が不安な理由は?

子どもの教育費について不安に感じる理由としては「教育費がいくら必要になるかわからないから」が最も多く76.3%、次いで「収入が維持できるか分からないから」が49.3%、「貯蓄が苦手だから」が27.3%となりました。

ちなみに、平成30年に行った文部科学省の調査によると、子どもの学習費総額(学校教育や学校外活動のために1年間に使った金額)は以下のようになっています(※)

幼稚園の学習費総額

公立幼稚園 22万3,647円
私立幼稚園 52万7,916円

小学校の学習費総額

公立小学校 32万1,281円
私立小学校 159万8,691円

中学校の学習費総額

公立中学校 48万8,397円
私立中学校 140万6,433円

高等学校の学習費総額

公立高等学校(全日制) 45万7,380円
私立高等学校(全日制) 96万9,911円