勤続30年の銀行員が見た「金ピカ社長の失敗と復活」

人生の逆境から立ち上がれる人とは?

2021年が明けました。いつもなら晴れやかな気分で迎える新年ですが、今年は新型コロナの収束が見えない中、やり場のない不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。

かく言う私は勤続30年の現役銀行員です。これまで仕事を通して、それこそ数え切れないくらいさまざまな人を見てきました。そうした人の中には、なぜかお金のほうから寄ってくる人と、反対にお金が逃げていってしまう人がいることは、以前の記事で紹介してきました。

続きを読む

一方で、お金も人付き合いも上手くいっていた人生なのに、一瞬の気の緩みや油断で、道をそれたり、転んでしまったりすることもあります。ただ、大事なのはその後にどうやって立ち上がり、軌道修正していくかということなのかもしれません。今回はそんなお話です。

「全身金ピカ」社長との出会い

これは、私が若手行員の頃に出会ったお客様のお話です。ここでは、この方をAさんとしましょう。

Aさんはもともと板前で、経験を積みながら資金を貯め、お馴染みさんとの人脈を築いたうえで独立したそうです。私が銀行の融資担当として出会った頃には、会社は複数の飲食店を経営するまでに成長し、Aさんは現場からは離れて経営に専念していました。そんなAさんの第一印象は「全身金ピカ」でした。

「全身金ピカ」とは文字通り、私が出会った当時のAさんの格好は、上から下まで全身金装飾だったのです。

  •  腕には金のチェーンブレスレット、太さは山梨県名物「ほうとう」くらい
  •  時計も高級ブランドの金とダイヤ装飾
  •  ネックレスも金、太さはやはり「ほうとう」並
  •  小脇にはブランドのセカンドバッグ

会うたびに、バッグは違うブランドのもの、金のアクセサリーもどんどん増えていきました。

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。
執筆者

勤続30年の現役銀行員。金融ライター。銀行員として数え切れないほどのお客様と会い、相談に乗り、一緒に悩んだ経験では誰にも負けない自信があります。取り組んでいく記事も、そんな一介の銀行員目線で書いています。