業種別の平均年収、1位は?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響は、業種間の差が大きいといわれています。飲食サービス業や観光業、宿泊業は外出自粛の影響が大きいですが、株式市場や首都圏の投資用不動産などが活況となっているため、金融業、不動産業では売上高が好調な企業もあるようです。以下では同調査の業種別平均年収をみていきます。

業種名(平均年収)

1位:投信/投資顧問(673万円)
2位:たばこ(641万円)
3位:医薬品メーカー(629万円)
4位:財務/会計アドバイザー(FAS)(558万円)
5位:医療機器メーカー(549万円)
6位:信託銀行(533万円)
7位:診断薬/臨床検査機器/臨床検査試薬メーカー(532万円)
8位:証券会社(531万円)
9位:トイレタリー(526万円)
10位:家電/モバイル/ネットワーク機器/プリンタメーカー(531万円)

金融業の「投信/投資顧問」が1位となりました。「たばこ」は増税前の駆け込み需要があるかもしれませんが、昨今の健康志向から喫煙者は減少傾向にあります。またコロナ禍の影響もあるでしょう。ただ、やはり海外での売り上げが好調といえそうです。「医薬品メーカー」や「医療機器メーカー」、「トイレタリー」は衛生用品の急激な売り上げ増が影響していると考えられます。おうち時間やテレワークの増加が「家電/モバイル/ネットワーク機器/プリンタメーカー」の年収アップに貢献した可能性も考えられるでしょう。