1位:電子書籍

これは「印刷物になっているものは除く」ので、パソコンやスマートフォン、タブレット端末で読むタイプの書籍を指しています。平均147円です。「書籍」は410円となっているので、「読者は紙でする派」が多いのでしょうか?「電子書籍」「書籍」合わせても557円ですので、インターネットで買わない人が多いのかもしれません。

ちなみに2020年7~9月期のインターネット購入か否かを問わない「書籍・他の印刷物」の平均支出額は、3,193円となっています。

2位:医薬品

インターネットでの平均購入額は196円と非常に少ないです。ただ2020年7~9月期の二人以上世帯の支出額の中で前年同期比がもっとも増加したのが、「保健医療用品・器具」となっています。インターネットではなく、近くの店舗などで購入した人が多かったのかもしれません。

3位:ダウンロード版の音楽・映像、アプリなど

平均支出額は197円です。おうち時間が増えているので、もう少し多いイメージでしたが少なくなっています。ただ2020年1月は134円、2月は120円、3月は141円、4月は160円、5月は178円…と上昇傾向にはあるようです。これから増加してくる可能性はあります。

おうち時間とインターネットショッピング

今後のCOVID-19の感染状況やワクチン接種の状況にもよりますが、コロナ前よりもおうち時間は増えているでしょうし、今後もテレワークの普及などで増加する可能性があります。そうなった時インターネットショッピングは便利ですが、直接商品を見ることができない不安と隣り合わせです。コロナ禍の「マスク高額転売」などもありましたが、医薬品をインターネット上で購入するのは、抵抗がある人が多いのかもしれません。そういったものは店舗で購入し、たとえば音楽や映画・動画などはインターネット上のサービスを活用しても良いかもしれませんね。

参考

「2020年7-9月期・1次速報(2020年11月16日)」内閣府
「家計調査報告 令和2年(2020年)7~9月期平均(2020年11月6日公表)」総務省統計局
「家計消費状況調査 調査結果」総務省統計局
(※)「家計消費状況調査 用語の説明 支出関連項目」総務省統計局

尾藤 ちよ子