現在、2013年の「高年齢者雇用安定法」の改正を受けて、希望をすれば65歳まで働き続けることが可能となっています。60歳で退職する人もいれば、65歳まで働き続ける人もいるなか、やはり気になるのは退職後のお金のこと。それまでの貯蓄、退職金、そして年金が老後の生活を支える三本柱になるかと思います。

金融中央広報委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和元年)」から、まずは退職前の50代の貯蓄額についてみていきましょう。この調査によると、50代の貯蓄額の平均値は1,194万円、中央値は600万円であるということが分かります。

貯蓄額などでは、一部の富裕層によって平均値が上振れしてしまうことがよくあるため、中央値を使っておおよそ真ん中となる数値を出しているのですが、600万円という金額を聞いて「このままで老後は大丈夫なのだろうか」と少し不安になる方も多いのではないでしょうか。退職後のお金事情について考えていきましょう。