冬ボーナス支給予定でも「減額予定」が多い業界は?

支給予定の企業の全体平均としては、「賞与支給額は変わらない予定」がもっとも多くなっていますが、業界別ではどうでしょうか(グラフ参照)。

「2019年冬ボーナスの支給額と比較した2020年冬ボーナス支給予定額の変動について」(出典:エン・ジャパン『「2020年冬季賞与実態調査」』)

「マスコミ・広告」は約3割が支給予定でしたが、そのうち57%が減額の予定となっているようです。「マスコミ・広告」業界では、支給されるといっても減額する企業が多くなっているようですね。また、支給予定企業がもっとも多かった「メーカー」でも、41%が減額の予定のようです。

一方で、日経平均株価が29年ぶりの高値をつけ株式市場がにぎわっていることも影響しているのでしょうか、「金融・コンサル」は30%が増額。変わらない企業も50%います。首都圏を中心に不動産投資が活況となっている「不動産・建設」も、18%が増額予定です。コロナ禍で需要増となった「運輸・物流」については、増額予定企業は6%にとどまるものの、変わらない企業は56%と半数以上となっています。