少子高齢化、人生100年時代というワードはすでに周知の事実となり、今現役で働くわたしたちにとって老後の不安は大きくなっています。

日本は「投資の後進国」と言われていますが、今回のコロナ渦を機に若年層も含めて資産運用を始める方が増えているようです。

老後を支える老後資金のひとつが厚生年金や国民年金です。

今回は、厚生労働省年金局による「平成30年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」から老後にいくらもらえるかを確認してみましょう。

国民年金はいくらか

まずは国民年金の場合、毎月いくら受給しているのでしょうか。

60歳~64歳・・・41,790円
65歳~69歳・・・56,831円
70歳~74歳・・・56,429円
75歳~79歳・・・55,972円
80歳~84歳・・・56,336円
85歳~89歳・・・54,708円
90歳以上・・・47,803円

国民年金は、65 歳未満の国民年金の受給権者は、繰上げ支給を選択した方となっており金額が少なくなっています。

このように国民年金だけで老後生活するには少ないため、老後の備えが重要になることがおわかりいただけると思います。

会社員の年金はいくらか

では会社員の年金はいくらになるか確認してみましょう。

厚生年金保険(第1号)の年齢別老齢年金の平均は下記のようになっています。


60歳~64歳・・・79,135円
65歳~69歳・・・144,521円
70歳~74歳・・・146,813円
75歳~79歳・・・153,816円
80歳~84歳・・・161,663円
85歳~89歳・・・164,831円
90歳以上・・・160,367円

60歳から90歳以上までの年齢で平均金額が異なっているのは65 歳未満の厚生年金保険(第1号)の受給権者は、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢の引上げにより、主に定額部分のない、報酬比例部分のみとなっているためです。

国民年金とは違って生活費の大部分を年金で賄うことが出来るような金額となっています。