「なかなかお金が貯まらない…」と、一度は悩んだことがある人が多いのではないでしょか。「もっと収入があれば貯められるのに」と考えてしまいがちですが、では本当に年収が高ければ高いほど、貯蓄額も上がるのでしょうか。ここでは年収と貯蓄の関係についてみていきます。

勤労者世帯の貯蓄額って、どれくらい?

総務省統計局の「家計調査報告(貯蓄・負債編)―2019年(令和元年)平均結果―(二人以上の世帯)」によると、二人以上世帯の貯蓄現在高は1,755万円(中央値は1,033万円)で、負債現在高は570万円(中央値は1,218万円)となっています。

また、勤労者世帯(二人以上世帯に占める割合は55.6%)の貯蓄現在高の平均は1,376万円(中央値801万円)、負債現在高は855万円(中央値は1,449万円)となっています。

ここでは、勤労者世帯に絞って、年間収入別に貯蓄や負債などのお金事情をみていきます。