60代がもらった退職金はいくらぐらい?男女別でみる「退職金」と「年金受給額」

退職金と老後生活

JILPTのアンケートでは、「世帯の生計をまかなう収入源」(複数回答)についても尋ねており、もっとも多かった回答は「あなたの公的年金収入」で63.5%となっています。次いで「あなたの賃金等収入」(47.9%)、「配偶者の年金収入」(42.4%)、 「配偶者の賃金等収入」(33.4%)、「貯蓄の取り崩し」(18.5%)となっています。

実は「退職金の取り崩し」は8.4%とそこまで高くありません。そもそも貰えていない人も一定数いるのですが、貰っていても生活費としてではなく「何かあったときのため」「住宅ローンに充てる」など、生活費とは異なる用途に活用しているのかもしれません。

まずは勤務している会社の退職給付制度や受給額について、可能な限り把握しておいた方が良いでしょう。そして「必ずあるもの」とは期待せずに老後生活を計画した方が良いといえそうです。

参考

「60代の雇用・生活調査」JILPT
【調査概要】
アンケート調査

  • 調査対象は60~69歳の5,000人(個人を対象)
  • 住民基本台帳から層化二段系統抽出法により抽出、訪問留め置き法
  • 調査時期は2019年7~8月。有効回答2,883人(有効回答率57.7%)

「退職金・年金に関する実態調査結果」(2018年9月度)日本経済団体連合会
「平成30年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」厚生労働省

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

尾藤 ちよ子

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執筆者

埼玉大学経済学部卒業後、テクノロジー関連の専門紙の記者に従事。現在はビジネス・経済系メディア向けの執筆を行う。2児の母。