60~64歳(女性)

30万円以下:8.8%
31万~50万円:6.6%
51万~100万円:8.1%
101万~300万円:16.9%
301万~500万円:6.6%
501万~1,000万円:11.8%
1,001万~2,000万円:16.9%
2,001万円以上:11.8%
無回答:12.5%

65~69歳(女性)

30万円以下:12.4%
31万~50万円:2.9%
51万~100万円:14.6%
101万~300万円:16.1%
301万~500万円:4.4%
501万~1,000万円:8.0%
1,001万~2,000万円:19.7%
2,001万円以上:8.0%
無回答:13.9%

男性については「1,001万~2,000万円」がもっとも多くなっています。女性は「101万~300万円」が一定数いそうですが、「1,001万~2,000万円」がもっとも多くなっています。

ちなみに、日本経済団体連合会の「退職金・年金に関する実態調査結果」によると、学歴別の標準者退職金(学校卒業後直ちに入社し、その後標準的に昇進・昇格した者を対象に算出)は以下のようになっています。

標準者退職金

  • 大学卒(総合職):2,255万8,000円
  • 高校卒(総合職):2,037万7,000円
  • 高校卒(生産・現業):1,817万2,000円

(退職金額は、退職一時金のみ、退職一時金と年金併用、退職年金のみの場合の額を合算し、単純平均したもの。また各項目で集計企業数が異なるため、比較の際には留意が必要となっています)

就業を希望しない理由は、退職金があるから?

2019年6月の60代の不就業者は41.0%います。その理由として「仕事をしたいと思わなかった」人が71.8%ともっとも多くなっています。

さらに、仕事をしたいと思わなかった理由についても聞いています。「あなたの健康上の理由」(26.0%)、「家事などに専念したいから」(22.2%)、「趣味、社会活動に専念したいから」(14.8%)、「家族の健康上の理由(介護など)」(11.1%)の順に多くなっています。

「経済的に余裕があるから」と回答した人は9.7%いるようです。そこまで多くありませんが、60~64歳の男性においては17.1%と3番目に多い理由となっています。

この「経済的な余裕」とは何かというと(複数回答)、「年金、退職金で生活できるようになったから」という回答がもっとも多く73.4%でした。年金がしっかりもらえることに加え、退職金も老後の生活を金銭的に支える柱の一つといえるでしょう。