みんなは年金、本当はいくらもらってる?

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2020年6月、「年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律」が公布されたことをご存じでしょうか?

今回の年金制度改正法では、短時間労働者(パートタイマーなど)の厚生年金の適用拡大、年金の受給開始時期の選択肢拡大、確定拠出年金の加入可能年齢の引き上げ等、いくつかの改正が行なわれています。

将来の私たちの老後生活を支える貴重な収入源、「年金」。でも、現役世代の多くが、「自分が払っている保険料分の元は取れるの?」と不安に感じているのではないでしょうか。

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「厚生年金」と「国民年金」、みんなは実際にどれくらいもらっているのでしょう。ちょっと人には聞きづらい話ですよね。そこで、厚生労働省公表データをもとに、みんなの年金事情を探っていきます。

サラリーマンの厚生年金収入はいくらか?

最初に、いわゆるサラリーマンとして民間企業で働いた人が受け取っている厚生年金についてみていきましょう。

厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業年報」(平成30年(2018年))によると、厚生年金の月額階級別受給権者数は以下のとおりです。

男性

30万円~:1万9千人
25~30万円:31万人
20~25万円:228万8千人
15~20万円:428万4千人
10~15万円:267万1千人
5~10万円:106万8千人
1~5万円:8万7千人
~1万円:9万人

女性

30万円~:(1,000人未満)
25~30万円:4千人
20~25万円:6万4千人
15~20万円:40万3千人
10~15万円:212万3千人
5~10万円:233万7千人
1~5万円:30万3千人
~1万円:3万6千人

平均年金月額は、全体で14万3,761円、うち男性が16万3,840円、女性が10万2,558円となっています。

男性は15~20万円受給者数が最も多く、全体の約40%を占めています。女性は5~10万円が44.3%と半数に近い割合を占めています。

すでに、年金受給中の世代では、男性の平均受給額が女性の平均受給額より多く、また受給者数も男性が1,081万人に対し女性が527万人で、女性はおよそ半数となっていますね。

ひと昔前とくらべると、女性の就業率は格段に増えています。今後はますます女性の厚生年金受給者が増加していくことは予想にたやすいことです。

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LIMO編集部

LIMO編集部は、個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディアでの運営経験者等を中心に立ち上げ。その後Longineのサービスは2020年3月に終了となったが、Longine編集部のメンバーは引き続きLIMO編集部のメンバーとして在籍し、お金のプロとしてコンテンツ編集や情報を発信しています。LIMO編集部は、証券・金融業務メンバーに業界紙出身の新聞記者などもメンバーに加え、国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。