子どもを危険から守りたい…キッズケータイ以上スマホ未満のプレスマホ「Hamic POCKET」の特徴は?

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同社がこうしたリテラシーの向上を小学校低学年のうちから進めていこうと考えるのは、スマホを使い始めることの多い小学校高学年や中学生はすでにプライバシーに敏感でコミュニケーションが難しい場合が多いからなのだとか。

その結果、スマホリテラシーが低いまま、また親による安心安全な見守り環境が不十分なまま、いじめやスマホ依存、有害情報へのアクセスやネットトラブルに巻き込まれるケースが多く見受けられるのだと言います。

小学生の行方不明者数は年間1216件

警察庁の発表によると、2018年に親が警察に届け出を出した10歳未満の子どもの行方不明者数は1216件でした。中学生まで含めると1年間で約1万7千人となります。これには無事に親のもとに返ってきた数も含まれているものの、相当数の子どもが親から離れて行方不明となってしまっている現状があります。

この状況について日本防犯学校学長の梅本正行氏と同副学長桜井礼子氏は、「子どもの位置情報がわかるだけで早期発見ができる事件がある」と話します。また、子ども声掛け事案においては、声を掛けられても防犯ブザーを鳴らしたから危険を回避できたケースも多いそう。「Hamic POCKET」について両氏は、子ども自身が所有することで危機意識やリテラシー向上が大きく変わり、親子で防犯意識を高く共有できることも期待していると語りました。

株式会社Hameeは先日、画面割れや故障などの身近なトラブルに対応した従来のスマホ保険に、SNSいじめや課金トラブルなどについて弁護士に相談できる法律相談サービスを加えた「こどもスマホ保険」の提供もスタート(「Hamic POCKET」においては付帯検討中)。こうしたサービス提供をさまざまな企業が追随することで、子どもとスマホを安全につなぐ社会を醸成していくことができるのではないでしょうか。

【参考資料】
平成30年における行方不明者の状況について」(警察庁)
平成30年度 青少年のインターネット利用環境実態調査調査結果(速報)」(内閣府)

秋山 悠紀

参考記事

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執筆者
秋山 悠紀

早稲田大学文化構想学部卒。女子高でサッカー部に所属。大学卒業後、フリーター、演劇活動、編集プロダクションなどを経て独立。子育てへの不安から1年半の保育園勤務の後、第一子を出産。現在、長男を育てながら社会トレンド、女性の生き方、子育て、旅、ドラマ、映画について、「くらしとお金の経済メディアLIMO」のほか「MONEY PLUS」「アーバン ライフ メトロ」「ママスタセレクト」などに執筆中。