不動産投資を始めるにあたって、宅建士(宅地建物取引士)の資格取得を検討されている方も多いことでしょう。

しかし、ズバリ言いますと、不動産投資を成功させるために宅建士の資格は必要ありません。

あなたが不動産投資で成功してお金持ちになりたいのであれば、宅建士の資格を取得するために努力するのは時間の無駄です。今すぐ勉強をやめましょう。

宅建士の資格取得に必要な勉強時間は200~300時間と言われています。

そんな時間があるのであれば、

・良い不動産をどうやって見つけるのか?
・銀行からどうやって有利にローンを引くのか?
・満室経営のためのリーシングスキル
・リフォームの知識や管理ノウハウ
・法人化やデッドクロスの対策

など、不動産投資における具体的な勉強をした方がよっぽど早くお金持ちになれます。

そこで今日は、

  • 宅建士の資格取得がなぜ不動産投資の成功に遠回りになってしまうのか?
  • なぜ宅建士の資格を取得してもお金持ちになれないのか?早期リタイア(FIRE)ができないのか?

その理由について具体的に解説したいと思います。

宅建士とは何か?

初めに「宅建士とはそもそも何なのか?」について解説しましょう。

宅建士は毎年20万人以上が受験する国家資格で、数ある資格の中でも老若男女幅広い層の人たちが受験する人気資格です。

しかし、人気の高さとは裏腹に、その合格率は毎年17%前後と言われています。舐めてかかると、どんなに勉強していても、どんなに偏差値の高い大学を卒業していても、平気で2、3回は落ちてしまうという、そんな難関資格です。

試験内容は主に民法、宅建業法、その他の法令として借地借家法、都市計画法、建築基準法、そして税法になります。ここで重要なのは、宅建士の試験で求められるのはあくまで法律知識であって、不動産投資や不動産管理の実務を学べるわけではないということです。