みなさんは、自分のすべてのクレジットカードの裏面に署名をしていますか?「なんとなく面倒くさいから空白のままに使っている」という方も、中にはいるのではないでしょうか。

実は、クレジットカードの裏面に署名をすることは、各カード会社の利用規約にきちんと定められています。つまりクレジットカードが手元に届いたあと速やかに署名をしないことは、規約違反なのです。

それだけでなく、署名をしていないクレジットカードを持ち歩いたり利用したりすることには、多くのリスクが伴います。そこで本記事では、なぜクレジットカードに署名をしていないことがリスクにつながるのかを、一緒に確認していきましょう。

なぜクレジットカードの署名は必要?

クレジットカードを新規に発行するときや、保有しているクレジットカードの有効期限が近づくと、新しいカードが手元に届きます。その際、クレジットカードに印字してある名前に誤りがないかを確認したうえで、その時点で必ず裏面に署名をすることが最も大切です。

というのも、どのカード会社もクレジットカードの利用規約には、クレジットカードの裏面には必ず署名をしなければならない旨を明記しています。

  • 例1:三井住友カード「会員は、カードを貸与されたときは直ちに当該カードの署名欄に自署するものとします。」(第6条)
  • 例2:JCBカード「会員は、カードを貸与されたときに直ちに当該カードの所定欄に自己の署名を行わなければなりません。」(第2条)