完全無農薬農業を太陽光発電と融合させた男の「思いと戦略」

ストックビジネス連鎖経営とは?

無農薬農業に向かったきっかけ

実は阿久津社長には闘病経験があります。その経験から、いかに「世の中の食べ物」が問題かを知り、この社会課題解決と事業化に長期戦で挑むことを決意。その戦いを支えるストックビジネスとの組み合わせがチャレンジを後押ししました。

それは、太陽光発電のコストである維持費を農作業と相殺できる仕組みを考え、単独ではできなかった完全無農薬農業をバランスさせたこと。さらには、完全無農薬の生産物の出口をつくるべく、完全無農薬のパンやお米などのブランド作りに注力しています。

誰もが問題だとうすうす気づきながらも、採算を考えるとできなかった社会課題解決に、「オーガニックスマートアグリ」でチャレンジするーー。以下、阿久津社長との対談です。

左:阿久津昌弘社長、右:大竹啓裕


大竹:阿久津社長がこういった新しい農業に向かうキッカケというか、原動力はどこにあるんですか?

阿久津:若いころですが、昼夜働いて寝不足で学校に行って勉強し、しかもプロボクシングをやるという生活をしていたら、しょっちゅう風邪を引くようになってしまいました。そして、40度の熱が下がらず肺炎になり、3週間くらい入院したことが何度かありました。そこで抗生物質を投与され、アトピー性皮膚炎になってしまったのです。

アトピーにステロイド剤をあまり使わないようにはしてきたんですが、どんどん強い薬になっていく。3年前から重症化して大変でした。

大竹:ステロイドの功罪についてはよく聞きますね。

阿久津:そうなんです。でも、このままではいけないとステロイド剤を使わない方針の治療に切り替え、食事も玄米と無農薬の野菜中心、加工食品は一切なし、乳酸菌を多く摂取するようにしたら、大変だったんですが2~3カ月で劇的に改善しました。

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執筆者
大竹 啓裕
  • 大竹 啓裕
  • 株式会社ハッチ・ワーク 代表取締役会長兼CEO

福島県出身。20代はセコム株式会社にて理想的なストックビジネスの原点を経験、その後、30歳でラーメンFCチェーンの創業メンバーとして参画、ラーメンFCとしては全国一位となる約300店のストックビジネスモデル構築の原動力となる。40代は(株)ハッチ・ワークにて貸会議室「アットビジネスセンター」や月極駐車場探し「アットパーキング」にて国内オンリーワンのサービスを次々開発して事業拡大する。これまでの新規事業立ち上げは20事業以上。ストックビジネスアカデミー(経営研究機関)にて長期的に成長する経営メソッドを研究。近著に『ストックビジネスの教科書』(ポプラ社)、『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』(ポプラ社)がある。ビジネスに関するお問い合わせは下記よりお願いいたします。問合せ先:ストックビジネス〜大竹啓裕の公式サイト〜