女性が積極的に社会に出るようになって久しく、考え方や価値観が変化してきました。最近では男性も育児や家事に参加するようになりましたが、女性は社会の変化をどう見ているのでしょう。

公益財団法人 日本財団が行った「1万人女性意識調査」をもとに、女性が社会をどう見ているのかなどを紐解いていきましょう。

「夫は外で仕事、妻は家事や育児」に共感しない人は7割弱

以前は夫は外に出て仕事をして、家事や育児など家の中の事は妻が行うのがスタンダートでした。今回の日本財団が行った「1万人女性意識調査」において性別役割分担意識への共感度を調べてみると「夫は外で仕事、妻は家事・育児」に「共感する」と回答した人は4.6%、「どちらかといえば共感する」が26.6%で31.2%が「共感」の意識があることがわかりました。

性別による役割分担への共感について(出典:公益財団法人 日本財団の調査より)

一方で「どちらかといえば共感しない」が38.9%、「共感しない」が29.9%となり合わせて68.8%が「共感しない」という考えがあると結果が出ています。女性も社会に出て仕事をするようになり、家事や育児の分担の考えが広まっていることがわかります。