みんなの毎月の食費はどれくらい?

消費支出で多くを占めるのが、食費です。「あれ?住居費じゃないの?」と思う人がいるかもしれませんが、この家計調査の「住居費」の平均額は1万7,000円ほど。賃貸に住んでいる人などからしたらかなりお安く感じるかもしれませんね。理由は、家賃の低い給与住宅なども含めた数値となっているからです。毎月10万円台の家賃を支払っている世帯も多いはず。また住宅ローンの返済額については消費支出に表れない点も注意が必要です。

さて、それではみんなの食費を年代別にみていきましょう。

年齢別みんなの食費

~29歳:5万2,000円
30~39歳:6万9,000円
40~49歳:8万円
50~59歳:8万1,000円
60~69歳:7万8,000円
70~74歳:7万4,000円
75~79歳:6万8,000円
80~84歳:6万6,000円
85歳~:6万3,000円

もっとも高いのは、やはり50代です。20代は5万円とは、少なく感じます。まだ子どもがいない、いても小さいなどでしょうか。次いで85歳以上となっています。食費をよくみてみると、もっとも多く支出しているのが「調理食品」です。調理食品とはお弁当やおにぎり、お惣菜、冷凍食品などを指します。

みんなの調理食品支出額

~29歳:8,000円
30~39歳:9,000円
40~49歳:1万1,000円
50~59歳:1万2,000円
60~69歳:1万1,000円
70~74歳:1万円
75~79歳:9,000円
80~84歳:1万円
85歳~:1万1,000円

やはり50代がもっとも高くなっています。高齢世帯をみると、70代後半では1万円をきっていますが、80代になると上がっていますね。これも一つの特徴といえるかもしれません。

「生鮮野菜」も全体平均は6,000円ほどですが、20代は3,000円ほどと少なく、30代4,000円、40代5,000円、50代5,500円と支出額が上がっていき、60代では6,000円ほどとなります。そこからの年齢では6,000円台をキープしていますが、85歳以上となると5,000円台に下がります。85歳以上となると食費が減少し、すでに調理済みの食品を買う傾向があるのかもしれませんね。

念のため、世帯人数別の食費も見てみましょう。

世帯人員別の食費

2人:6万7,000円
3人:7万7,000円
4人:8万4,000円
5人:9万1,000円
6人:10万3,000円
全体:7万5,000円

5人以上となると、約10万円は毎月の食費としてかかってきそうです。