かんぽ生命保険、新契約の減少に伴う事業費等の減少や戻入等により 1Q純利益は前期比プラス38.3%

2020年8月7日に行なわれた、株式会社かんぽ生命保険2021年3月期第1四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。

スピーカー:株式会社かんぽ生命保険 経営企画部IR室長 伊牟田武郎 氏

第1四半期 決算サマリー

伊牟田武郎氏:かんぽ生命の伊牟田です。本日は、かんぽ生命の2021年3月期第1四半期決算電話会議にご参加いただきありがとうございます。はじめに、お手元の資料に沿って決算概要をご説明し、その後、質疑応答とします。

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1ページをご覧ください。今回の決算のポイントはご覧のとおりです。四半期純利益は前年同期比38.3パーセント増の467億円となりました。業績予想に対しては、37.7パーセントの進捗となっています。

新契約の減少に伴う事業費等の減少、2020年3月期に計上した引当金の戻入などが影響しています。新契約実績は、前年同期は通常営業を行なっていましたが、今期は2019年7月中旬以降の積極的な営業活動の自粛を継続していることから、個人保険の新契約年換算保険料は前年同期比93.5パーセント減の60億円となりました。

また、第三分野の新契約年換算保険料は、前年同期比98.3パーセント減の2億円となりました。外国証券等の収益追求資産への投資残高は、時価の上昇の影響により10兆4,482億円となりました。これは総資産の14.8パーセントに相当します。EVは、前期末から金利および株価の上昇等により8.6パーセント増加し、3兆6,085億円となりました。

21年3月期 第1四半期の業績(前年同期比)

2ページをご覧ください。今期の業績の状況はご覧のとおりです。

21年3月期 第1四半期の業績(前年同期からの変動要因:単体ベース)

変動要因について、次のページでご説明します。3ページをご覧ください。ここでは2021年3月期第1四半期の業績の変動要因を記載しています。順ざやが減少したものの、新契約の減少に伴う事業費等の減少、および2020年3月期に計上した引当金の戻入等により、基礎利益は前年同期を上回る1,104億円となりました。基礎利益の増加により、単体ベースでの経常利益は695億円、四半期純利益は464億円となりました。

契約の状況〔新契約年換算保険料〕

4ページをご覧ください。ここからは契約の状況についてご説明します。当社は、前年同期は通常営業を行なっていましたが、今期は昨年度から引き続き積極的な営業活動の自粛をしていることから、個人保険の新契約年換算保険料は前年同期比93.5パーセント減の60億円。第三分野の新契約年換算保険料は、前年同期比98.3パーセント減の2億円となりました。

契約の状況〔保有契約年換算保険料〕

5ページをご覧ください。個人保険の保有契約年換算保険料は4兆2,038億円となり、前期末から2.7パーセント減少しました。第三分野の保有契約年換算保険料は7,026億円となり、前期末から1.8パーセント減少しました。

資産運用の状況〔資産構成〕

6ページをご覧ください。資産運用の状況についてご説明します。左の表のとおり、昨今の低金利環境の継続を受け、運用資産の多様化を進めてきた結果、株式、外国債券などの収益追求資産の残高は10兆4,482億円。総資産比で14.8パーセントとなりました。右の表のとおり、平均予定利率は1.69パーセントとなりました。また、利子利回りは1.74パーセントとなり、66億円の順ざやを確保しました。

また、2020年2月以降、コロナショックにより市場が大きく混乱した影響を受け、金銭の信託が保有する株式の減損が生じたことに加え、為替変動リスクのヘッジに伴う金融派生商品費用が発生したことにより、キャピタル損益は382億円の損失となりました。

資産運用の状況〔有価証券の時価情報〕

7ページをご覧ください。有価証券の時価、および含み損益の状況をお示ししています。今期は2020年3月期第4四半期と比較して市場環境が改善したため、会計上時価評価される「その他有価証券」の差損益は9,256億円の含み益を計上しています。

経費の状況

8ページをご覧ください。経費の状況についてご説明します。事業費は1,003億円となり、このうち2/3程度を日本郵便へ支払う委託手数料および郵便貯金簡易生命保険管理・郵便局ネットワーク支援機構に支払う拠出金が占めています。

2019年7月中旬以降の積極的な営業活動の自粛、および2020年1月から3月までの業務停止の影響から、委託手数料は前年同期比242億円減の499億円となりました。拠出金を含めた総額は、前年同期比245億円減の639億円となりました。また、減価償却費は前年同期比12億円増の152億円となりました。

EVの状況

9ページをとばして、10ページをご覧ください。EVの状況についてご説明します。当期末のEVは3兆6,085億円となり、前期末から2,842億円増加しました。修正純資産は、株主配当を行なったものの純利益の増加により前期末比348億円増の2兆2,472億円となりました。保有契約価値は、金利および株価の上昇などにより前期末比2,493億円増の1兆3,612億円となりました。

当期の新契約価値は4月から6月の金利水準の平均に近い、2020年3月末の経済前提を用いて算出しています。新契約価値は、当該期間において積極的な保険商品のご提案を控えさせていただいている一方、新契約獲得にはその多寡によらない一定の事業費等が必要になるため、マイナス11億円となりました。

また、新契約マージンはマイナス2.3パーセントとなりました。なお、第1四半期のEVおよび新契約価値は第三者の検証を受けていない試算値であることにご留意ください。

21年3月期 連結業績予想

11ページをご覧ください。2021年3月期の連結業績予想についてご説明します。第1四半期は計画を上回る進捗となっていますが、現時点において当期の連結業績予想の変更はありません。

株主還元

12ページをご覧ください。最後に株主還元について、その推移をお示ししています。こちらも現段階で内容に変更はございませんので、説明は割愛します。以上で説明は終わります。

記事提供:ログミーファイナンス

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