「特殊勤務手当」にはこんなものも

特殊勤務手当は27種類あるようです。業務内容に応じた手当額となっています。

例えば「山上等作業手当」は、勤務環境が劣悪な山上の無線中継所などで行う保守作業などへの手当で、1日260~410円です。また「死刑執行手当」もあります。これは1回2万円です。「死体処理手当」もあり、1日1,000~1,600円です。この金額をもらっても「やりたくない」と思う人もいるかもしれませんね。

ちなみに国家公務員の平均給与月額は、全職員が41万7,683円行政職俸給表(一)適用職員が41万1,123円となっています。

(平均給与月額は、俸給と諸手当(地域手当、広域移動手当、俸給の特別調整額、本府省業務調整手当、扶養手当、住居手当、単身赴任手当(基礎額)、寒冷地手当、特地勤務手当等)の合計額となっています。ただし、特殊勤務手当や通勤手当、超過勤務手当などの実費弁償的または実績支給である給与は含みません)

もちろん特殊な業務に携わる職員の平均給与はもう少し高くなっていますが、それでも「ものすごく高い」というわけではありません。確かに手当は多く感じますが、過酷な業務もあります。また賞与も、民間企業と同じように成績に応じて支払われる部分もあるようです。

参考

「国家公務員の諸手当の概要(令和2年4月現在)」人事院
「国家公務員の給料って、どれくらい?」LIMO

尾藤 ちよ子