みんなの保険料はいくら?

厚生年金の保険料は、「一般の保険料率」から「免除率」を控除した額となっています。厚生年金の保険料率は、年金制度改正に基づいて2004年から段階的に引き上げられてきました。しかし、2017年9月を最後に引き上げが終了し、「18.3%」で固定されています。

また「免除保険料」とは、被保険者が加入している厚生年金基金によって決められています。2.4%~5.0%となっており、例えば免除保険料が2.4%であれば厚生年金保険料率は15.9%となります。

平均の標準報酬月額は31万4,671円となっていますので、等級20で免除保険料2.4%とすると、保険料は全額で5万880円、自己負担額(折半額)は2万5,440円です。

では産業別の平均標準報酬月額から保険料(折半額)を見てみましょう。ここでの免除保険料は便宜上一律2.4%とします。また平均標準報酬月額からもっとも近い等級で推計しています。

1位・・・電気・ガス・熱供給・水道業 3万2,595円
2位・・・情報通信業 3万210円
3位・・・金融・保険業 2万8,620円
4位・・・建設業 2万7,030円
5位・・・学術研究・専門技術サービス業 2万7,030円
6位・・・製造業 2万7,030円
7位・・・運輸業・郵便業 2万5,440円
8位・・・不動産業・物品賃貸業 2万5,440円
9位・・・卸売・小売業 2万3,850円
10位・・・サービス業 2万2,260円

となっています。3万~2万円ほどとなっていますね。