「標準報酬月額」がもっとも高いのは、どの産業?

この「標準報酬月額」についてもう少し掘り下げてみましょう。

  • 一般男子:35万6,967円
  • 女子:24万6,597円
  • 短時間労働者:14万6,919円
  • 総数:31万4,671円

女性と短時間労働者は平均以下となっていますね。では産業別にみてみましょう。

厚生年金保険の産業大分類別標準報酬月額の平均

1位・・・電気・ガス・熱供給・水道業 40万6,322円
2位・・・情報通信業 37万7,801円
3位・・・金融・保険業 36万3,762円

4位・・・建設業 34万6,590円
5位・・・学術研究・専門技術サービス業 34万4,777円
6位・・・製造業 34万2,624円
7位・・・運輸業・郵便業 31万8,501円
8位・・・不動産業・物品賃貸業 31万7,818円
9位・・・卸売・小売業 30万702円
10位・・・サービス業 27万6,191円

もっとも高いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」で平均よりも10万円近く高くなっています。次いで「情報通信業」「金融・保険業」となっています。国税庁の「平成30年民間給与実態統計調査」においても、平均給与がもっとも高いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」(787万7,000円)、「金融・保険業」(586万1,000円)、「情報通信業」(567万3,000円)です。被保険者数がもっとも多い「製造業」は6位ですね。