厚生年金、みんなの保険料と受給額はどれくらいか

働く女性・シニアの増加などにより、厚生年金保険の加入者が増加傾向にあります。公的年金の支給開始年齢引き上げによる高年齢者雇用安定法の改正も影響があるかもしれません。今回はこの厚生年金の被保険者についてみていきます。また保険料と受給額についても触れていきます。

厚生年金被保険者、もっとも多い産業とは?

厚生労働省年金局の「厚生年金保険 業態別 規模別 適用状況調」(2019年)によると、2019年9月1日現在の船舶を除く適用事業所数は238万か所となっています。前年と比べて4.6%増加しています。被保険者数は4,047万人です。その内訳をみてみましょう。

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厚生年金被保険者

  • 男性・・・2,496万人
  • 女性・・・1,550万人
  • 1事業所当たりの被保険者数・・・17.0人

また男女別の人数は分からないのですが、短時間労働者は45万6,000人となっています。

では、厚生年金被保険者がもっとも多い産業は何なのでしょうか。

産業大分類別の被保険者数(構成割合)

1位・・・製造業 884万人(21.8%)
2位・・・卸売・小売業 605万7,000人(15.0%)
3位・・・医療・福祉 507万6,000人(12.5%)

4位・・・サービス業 396万2,000人(9.8%)
5位・・・建設業 338万4,000人(8.4%)
6位・・・運輸業・郵便業 295万4,000人(7.3%)
7位・・・情報通信業 199万人(4.9%)
8位・・・学術研究・専門技術サービス業 153万7,000人(3.8%)
9位・・・金融・保険業 138万5,000人(3.4%)
10位・・・飲食店・宿泊業 119万4,000人(2.9%)

もっとも多いのが「製造業」となっており、2割ほどを占めています。事業所数でみると、もっとも多いのが18.3%の「建設業」、次いで「卸売・小売業」が16.5%、「製造業」が11.5%となっていて、「製造業」は3位です。さらにこの中から、短時間労働者が多い産業をみてみます。

産業大分類別の被保険者数~短時間労働者~(構成割合)

1位・・・卸売・小売業 11万7,000人(25.7%)
2位・・・公務 8万人(17.7%)
3位・・・サービス業 5万7,000人(12.5%)
4位・・・医療・福祉 4万3,000人(9.4%)
5位・・・運輸業・郵便業 4万1,000人(9.0%)

もっとも短時間労働者の加入が多いのは、「卸売・小売業」となっています。

次に規模別でみてみましょう。

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埼玉大学経済学部卒業後、テクノロジー関連の専門紙の記者に従事。
現在はビジネス・経済系メディア向けの執筆を行う。2児の母。