新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、「夫がテレワークになった」という子育て世帯が多く見受けられます。普段は仕事で不在だった夫が、朝から晩までずっと自宅にいる…。この環境の変化を、妻たちはどのように受け止めているのでしょうか。

「テレワーク中の育児の状況」夫婦間で意識の差が

明治安田生命保険相互会社は「0歳から6歳までの子どもがいる既婚男女」を対象に、緊急事態宣言解除から1週間後の時期における「外出自粛規制(ステイホーム)中の子育てに関する意識の変化等」についての調査を実施しました。

その調査の結果、「ステイホーム期間において、子育て時間に変化があったか」という問いに対し、夫側の45.4%が「(子育て時間が)増えた」と回答。さらに、「ステイホーム期間を終えて、夫に自身の子育てに意識変化があったか」という問いに対しては、「積極的に子どもの面倒をみるようになった」が20.9%、「子どもとの絆が深まった」が18.5%など、子育てに対してポジティブに捉えている人が多い様子がうかがえました。

一方、妻側にも同様の質問をしたところ、「子どもにイライラすることが多くなった」が22.0%、「配偶者の育児にイライラすることが多くなった」が11.3%など、子どもや夫に対するストレスの増加が感じられる結果となりました。

また、テレワークを実施した子育て世帯全体の88.8%が「今後もテレワークを行ないたい」と回答。その一方で、テレワークをした夫をもつ専業主婦の約4人に1人は「夫のテレワークを行ってほしくない」と答えました。