テスラはなぜトヨタを抜けたのか~そこにある「ストックビジネス」の肝とは

Grzegorz Czapski / Shutterstock.com

ビジネスは大きく「ストックビジネス」と「フロービジネス」に分けることができます。

ストックビジネス:連続性があり時間経過とともに収益が積み上がるビジネス
フロービジネス:常に新規の取引の連続で成り立っているビジネス

このストックビジネスの完成度が上ると、結果的に将来の企業価値が上がります。そんなことを改めて感じたのが、米国の電気自動車(EV)メーカーのテスラが、株式時価総額でトヨタを抜いたという衝撃的なニュースです。ちなみに、2019年のテスラの年間販売台数は約36万台、対してトヨタは1000万台を超えています。

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テスラは2019年2月にディーラー販売網の廃止を発表。一部はショールームとして残すもののネット販売に移行しました。一定の走行距離など条件満たせば、返品も自由とされています。コロナ禍でロックダウンされた英国で、2020年4-5月にテスラが大手自動車メーカーを抑えて新車販売台数1位になったのも、その成果の一つでしょう。

売れば売るほど強くなる仕組み

先日、東京・青山のテスラショールームでModel Sを試乗してきました。

そこで説明されたのは、「この車は後でどんどん賢くなるんですよ。普通は古くなればまた新車に変えますが、使われていないセンサーがあって、いずれアップデートされて自動運転にもなるんです…云々。中古でも、今一番値落ちしない…云々」ということ。

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執筆者
大竹 啓裕
  • 大竹 啓裕
  • 株式会社ハッチ・ワーク
  • 代表取締役会長兼CEO

福島県出身。20代はセコム株式会社にて理想的なストックビジネスの原点を経験、その後、30歳でラーメンFCチェーンの創業メンバーとして参画、ラーメンFCとしては全国一位となる約300店のストックビジネスモデル構築の原動力となる。40代は(株)ハッチ・ワークにて貸会議室「アットビジネスセンター」や月極駐車場探し「アットパーキング」にて国内オンリーワンのサービスを次々開発して事業拡大する。これまでの新規事業立ち上げは20事業以上。ストックビジネスアカデミー(経営研究機関)にて長期的に成長する経営メソッドを研究。近著に『ストックビジネスの教科書』(ポプラ社)、『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』(ポプラ社)がある。ビジネスに関するお問い合わせは下記よりお願いいたします。問合せ先:ストックビジネス〜大竹啓裕の公式サイト〜