しかしこの家計調査の注意点は「住居費」。平均は1万7,103円と、賃貸に住んでいる人などからしたらかなりお安いですよね。理由は、家賃の低い給与住宅なども含めた数値となっているからです。毎月10万円台の家賃を支払っている世帯も多いはず。また住宅ローンの返済額については消費支出に表れません。これらを考慮すると消費支出は自ずと上がりますし、エンゲル係数も下がります。この点においては注意が必要です。

月の食費2万円って可能?

ESSE onlineにもあった通り、工夫次第で食費を下げることは可能でしょう。スーパーの選び方から買い物の仕方、料理の仕方で随分と変わるはずです。ただ、節約の基本は「継続は力なり」。頑張りすぎて疲れてしまっては元も子もありません。節約は継続することで意味を成します。また食材にこだわっている人もいるでしょうし、逆に節約が大好きな人だっています。参考程度にみてみると良いでしょう。もちろん、この記事も「参考程度」に斜め読みで十分です。

参考

「子ども3人でも食費2万円台。節約上手のスーパーの回り方」ESSE online
「家計調査報告(家計収支編)―2019年(令和元年)平均結果の概要―」総務省統計局
「みんなはいくら貯めている?20代~70代の貯蓄と負債の状況」LIMO

尾藤 ちよ子