その他の注意点は?

支援対象となる旅行商品は前述のとおりですが、大切なのは「宿泊施設の予約システムを通じて宿泊記録が外部に確実に蓄積・保管される」こと。適正な執行管理のための体制が確保されていることが条件です。

民泊も支援対象となりますが、住宅宿泊事業法の届出をした住宅、国家戦略特区法の認定を受けた特区民泊であること、加えて適正な執行管理のための体制が確保されていることが条件です。

ソーシャル・ディスタンスが取りやすいと人気のキャンプ場ですが、旅館業法の許可を受けた施設であれば、適正な執行管理のための体制が確保されていることを条件に、支援対象となります。つまり

  • コテージ
  • バンガロー
  • 常設テント

などは旅館業法の簡易宿所営業の許可が必要となるので、支援対象です。

一方、

  • サイト(区画)

などの旅館業法の許可が必要ない場所においては、支援対象になりません。

車で移動する人も多いと思いますが、マイカーの場合は

「マイカーを利用して「宿泊+高速道路周遊パス」のセットプランを利用する場合や、「高速道路周遊パス+体験型アクティビティ」の日帰り旅行プランを利用する場合については、支援の対象となる」ようです。

レンタカー代は支援対象ではありません。ただ、「宿泊+レンタカー」などの旅行とセットとなったプランであれば支援の対象となります。 また、レンタカー店については、地域共通クーポンの加盟店となることも可能なので、利用する前に確認してみましょう。

そして学生さん、修学旅行も支援対象ですよ。

※17日、政府は「若者の団体旅行、重症化しやすい高齢者の団体旅行は控えていただく」と述べています。年齢制限などの条件については、今後明らかになるものと思われます。

まとめにかえて

ここでは何度も書いているように、7月15日時点の情報をまとめたものになっています。詳しくは観光庁の「Go To トラベル事業関連情報」を参照してみてくださいね。

東京は対象外となってしまいました。「今まで自粛頑張ってきたんだから、7月4連休は盛大に遊ぶぞ!」と思っていた人にとっては、厳しい現実です。実際、エアトリのアンケート結果からも、本当に楽しみにしていた人が多かったことがうかがえます。

泣く泣く延期・中止する人もいると思いますが、GoToキャンペーンは現時点では、9月以降からの旅行に対して地域共通クーポンが導入されます。9月以降の方がお得だと思う人も多いのではないでしょうか。

参考

『「Go To Travelキャンペーン」に関するアンケート』エアトリ調べ
「Go To トラベル事業関連情報」国土交通省 観光庁

尾藤 ちよ子