「実家の断捨離」というと、壮大な片づけを想像してしまいがちですが、不要なものがないかを親に尋ねるだけでも断捨離の一助となるケースもあります。

今回は、筆者が実際に実家の断捨離をした経験で感じたこと、そしてまだ使えるもののリユースや処分方法もお伝えします。実家のゴミに困っているというだけでなく、実家との関係があまり良くなくて悩んでいるという方にも参考になれば嬉しく思います。

遺品整理の相場

遺品整理を業者に依頼した場合、3LDK~4DKの一般的な一軒家では約15万円~70万円。マンションでは、1LDKで約7万円、2LDKで約12万円もかかると言われています。

金額に幅があるのは、ゴミの量やゴミの種類によって処分費用が変わってくるためです。

また、一戸建てのほうが割安なのは、マンションのように部屋がある階と1階を上り下りする必要がなく負担が小さいこと、荷物を一時的に置ける庭があり作業がしやすいことが理由のようです。

住まいが人里離れた場所にある場合やゴミ屋敷のような場合には、さらに料金が高くなります。

親の残すゴミは負の財産

故人には申し訳ない話ですが、上記のように遺品の整理や処分には多かれ少なかれ費用がかかります。生前の写真や思い出の品など遺族が保存しておきたい品もある一方、断捨離や終活をしないでおくと亡くなった後に処分が必要なものがたくさん残ってしまいます。

さらに賃貸物件の場合には、家賃や契約の観点から遺品の処分を急がなければいけないケースもあり、そのために処分費用が高くなってしまうこともあります。つまり、不要なものは結局ゴミという負の遺産になるわけです。