黒人差別に対する抗議デモがアメリカ各地に広がり、ニューヨーク市内にもデモに参加する人が大勢集まりました。

コロナ禍では、ニューヨークの超富裕層は優雅に別荘地で自主隔離。結局新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の被害をうけたのは、街の必要業務を担う職業の人々で、医療従事者を除き、その多くは低所得層でした。そのため格差問題を強調することになったのです。抗議デモではただ単に黒人差別だけではなく、こういったアメリカの差別や格差という社会構造の不公平さに対する抗議でもあるといえます。

そんな格差が最も激しいニューヨークではパンデミックで失業した人だけではなく、高い家賃や不健全さを我慢してまで住む価値はあるのかと、街を去るニューヨーカーが増えています。

コロナ禍で多くのレストランやバーなども潰れ、人口流出にも拍車がかかり、姿を変えていくニューヨークの未来について考えます。

空洞化するニューヨーク

「今回は今まで以上に複雑だ」「ダメージが深すぎて、影響は長く続くだろう」とニューヨークで慈善基金団体を運営するキャロル・ケラーマンさんは言います(※1)