新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止のため、自粛生活が続いています。4月から入社した新社会人の方々は、突然のイレギュラー対応で戸惑う人も多いのではないでしょうか。また就活中の方も、オンライン面接など今までにない取り組みが進み、不安を抱えている人も多いかもしれません。
新卒者の話をすると、気になるのが離職率。「3年は勤めよう」といった言葉は、未だによく聞きます。ここでは新卒者の「離職率」について、掘り下げていきたいと思います。
会社員の離職率は?
厚生労働省の「平成30年雇用動向調査」(2018年)をみてみましょう。
この調査では、5人以上の常用労働者を雇用する事業所のうちから、産業、事業所規模別に層化して無作為に抽出した1万5,291事業所を調査しています。有効回答数は、上半期は8,325事業所、下半期は7,658事業所、平均有効回答率は52.3%です。
(ここでは、離職率=離職者数/1月1日現在の常用労働者数(年齢階級別は6月末日現在の常用労働者数)×100(%)で計算しています。)
2018年の1年間の離職者は724万2800人、離職率は14.6%となっています。
次に、会社員のうち新卒者に絞って離職率をみていきます。