65歳と45歳の予想年金額を比べると?
年代でもらえる年金額は変わるのでしょうか?経済成長率(実質<対物価>)0.9%の場合の予想年金受給額(65~90歳)をみてみると、
経済成長率(実質<対物価>)0.9%の場合
1954年度生(65歳):6,547万2,000円
1984年度生(45歳):7,635万6,000円
となっています。経済成長率が上がっていけば、年金受給額は増加していくようです。一方、経済成長率(実質<対物価>)0.0%の場合をみてみると、
経済成長率(実質<対物価>)0.0%の場合
1954年度生(65歳):6,445万2,000円
1984年度生(45歳):6,218万4,000円
となっています。経済成長率が0の場合は、45歳の予想年金受給額が大きく減少しています。
まとめにかえて
モデル年金は、夫がまったく失業せず、40年間何事もなく男性の平均給与をもらい続け、妻は40年間専業主婦の夫婦を想定しています。未婚の人や非正社員の人が多くなっている現代においては、あまり一般的ではないかもしれません。
まずは「ねんきん定期便」を確認しましょう。そして早めに老後資金の準備計画を立てていきたいですね。
【参考】
「令和2年4月分からの年金額等について」日本年金機構
「将来の公的年金の財政見通し(財政検証)」厚生労働省
「厚生年金や国民年金をみんな、いくらもらっているのか」LIMO
尾藤 ちよ子