2019年、金融審議会「市場ワーキング・グループ」報告書から始まった「老後2,000万円問題」。そこで気になるのは年金だと思いますが、同時に「退職金っていくらなんだろう」ということではないでしょうか。
今回は、国家公務員の退職手当についてみていきましょう。
国家公務員の退職金ってどれくらい?
内閣人事局によると、「国家公務員の退職手当の支給水準については、退職給付(退職手当及び年金払い退職給付(使用者拠出分))の官民均衡を図るため、おおむね5年ごとに行う民間企業の企業年金及び退職金の実態調査を踏まえて見直しを実施」しているとのことです。
計算方法は、
基本額(退職日の俸給月額×支給割合)+調整額
となっています。この「支給割合」とは、退職理由や勤続期間により異なるようです。
以下では、2018年度中に退職した人の退職金についてみてみましょう。