分割改定前後の平均年金月額は?

第1号改定者とは「離婚した夫婦の対象期間標準報酬総額が多い方」です。現在多いのは元夫となります。一方、第2号改定者とは「離婚した夫婦の対象期間標準報酬総額が少ない方」となり、多くは元妻となります。

それでは分割改定後の平均年金月額の変動をみてみましょう。

第1号改定者

平均年金月額(円)

2014年度:13万9424円(改定前)→10万9785円(改定後)
15年度:13万6995円(改定前)→11万1329円(改定後)
16年度:14万123円(改定前)→10万9620円(改定後)
17年度:14万2713円(改定前)→11万1892円(改定後)
18年度:14万3208円(改定前)→11万2272円(改定後)

平均年金月額の変動差

2014年度:2万9640円減
15年度: 2万5666円減
16年度:3万503円減
17年度:3万821円減
18年度:3万937円減

第2号改定者

平均年金月額(円)

2014年度:5万1528円(改定前)→8万2622円(改定後)
15年度:5万4819円(改定前)→8万1647円(改定後)
16年度:4万8546円(改定前)→8万513円(改定後)
17年度:4万9741円(改定前)→8万799円(改定後)
18年度:5万1436円(改定前)→8万2701円(改定後)

平均年金月額の変動差

2014年度:3万1022円増
15年度: 2万6828円増
16年度:3万1967円増
17年度:3万1058円増
18年度:3万1265円増

ここでは便宜上、第1号改定者を元夫、第2号改定者を元妻としますが、元妻の平均年金月額は3万円前後増加していますね。逆に元夫は3万円ほど減少しています。