最前線で奮闘する医療関係者に深く感謝

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が拡大する中、自身の感染リスクを負いながらも、我々の日常生活を守るために日々働いてくれている人が大勢います。

それは公共機関や民間企業の区別なく、また老若男女を問わず多岐にわたっています。このような方々に対して、改めて深く感謝するとともに、私たちも感染拡大を抑制するため自覚を持って責任ある行動しなければなりません。

ご存知の通り、COVID-19と最前線で日々闘っているのは医師、看護師、病院スタッフなどの医療関係者であり、本当に頭が下がる思いです。今回はこのうち「看護師」の現状について考えてみましょう。

少し先になりますが、毎年5月12日は「看護の日」です。これは、ナイチンゲールの誕生日に看護及び看護職について考えることを目的に制定されたものです(日本は1991年から)。

なお、看護職と聞くと“看護婦”を思い浮かべる人も多いと思われます。確かに、2001年までは女性の看護職を「看護婦」、男性の看護職を「看護士」としていましたが、2002年に男女とも「看護師」に統一されました。

ただ、英語表記は従来通り「nurse」のままです。“ナース”と聞いて、白衣の天使(女性)をイメージしてしまうのは、少し時代遅れと言っていいでしょう。

さて、ほとんどの人が一度はお世話になったことがある看護師について、厚生労働省と公益社団法人日本看護協会のデータで見てみます。