「奨学金」と「教育ローン」の違い

大学入学などにより、まとまった大きな教育費が必要になったとき、真っ先に「奨学金」を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、「教育ローン」という選択肢もあります。

「奨学金」と異なる主な点は3つです。

・借りるのは保護者
・翌月・翌々月から返済が始まる(元金据え置きができる場合もあり)
・奨学金より利息は高め

奨学金は学生本人の借金となります。毎月一定額が銀行口座に振り込まれ、返済は卒業後に始まります。
また貸与型奨学金の貸与利率ですが、年利0.156~0.001%(基本月額の固定式・見直し式利率)となっています(※1)。

一方教育ローンは、国であれば固定年利1.66%、民間であれば3~10%ほどとなっています(※2)。奨学金の方が利息は低い傾向にあります。また教育ローンと一口にいっても、銀行系・信販系などで各社貸与利率が異なります。

(※1)「令和元年度貸与利率一覧(年利%)」(2019年度)日本学生支援機構
(※2)「教育一般貸付(国の教育ローン)」日本政策金融公庫
           「みずほ銀行教育ローン」みずほ銀行

以下では、国の教育ローン(教育一般貸付)についてみていきます。